メンバー脱退が続く「ジャニーズ事務所」…今後のグループ名から消えてしまうかもしれない「要素」

Kis-My-Ft2の北山宏光（37）が8月31日をもってジャニーズ事務所を退所することが明らかになった。ジャニーズJr.での下積み時代や、’11年のCDデビュー以降も7人で活動を続けてきただけに、ジャニーズファンは大きな衝撃に包まれている。「Kis-My-Ft2」というグループ名は、メンバーのイニシャル、数字を並べている形だが、ファンからは「もう二度と、イニシャルでグループ名を作るのはやめて」と嘆く声が上がってしまった。

6月7日、ジャニーズ事務所は公式サイト・Johnny’s netなどで「弊社所属タレント北山宏光（Kis-My-Ft2）は、2023年8月31日をもちまして、ジャニーズ事務所を退所し、新たな道へと進みますことをご報告申し上げます」（原文ママ、以下同）と発表。メンバー6人名義のコメントによれば、昨年の秋に北山から「グループを卒業したい」と申し出があり、何度も話し合いを重ねた結果、彼の決意を「受け入れるという結論」になったそうだ。

「Kis-My-Ft2はJr.の頃からともに仕事し、切磋琢磨してきたグループなんです。’04年に前身となるユニット『Kis-My-Ft.』が誕生。現メンバーである北山、藤ヶ谷太輔（36）、横尾渉（37）に加えて、飯田恭平（35）という人物も在籍していました。そして’05年7月には千賀健永（32）、宮田俊哉（34）、玉森裕太（33）、二階堂高嗣（32）が合流し、『Kis-My-Ft2』に。当初は8人で活動していたものの、’06年春頃に飯田が脱退しています」（アイドル誌ライター）

そんな彼らのグループ名は、北山（K）、飯田（i）、千賀（s）、宮田（M）、横尾（y）、藤ヶ谷（F）、玉森（t）、二階堂（2）といった順番で、名前の頭文字をとっている。飯田の脱退後は、「Ki」の部分を北山（Kitayama）が担ってきたのだが……。北山もグループを離れるとなると、最初の2文字を意味するメンバーが、不在となってしまうワケだ。

ジャニーズのデビュー組では、KAT-TUNもKis-My-Ft2と同様にメンバーのイニシャルでグループ名が構成されているほか、関ジャニ∞（エイト）はデビュー当時に8人組だったという例がある。KAT-TUNは「A」の赤西仁（39）、「T」の田中聖（37）、「T」の田口淳之介（37）がそれぞれ’10年～’16年にかけて脱退。残った3人は「KA」が亀梨和也（37）、「T-TU」は上田竜也（39）（TaTsuya Ueda）、「N」が中丸雄一（39）に当てはめられる。

「活動中のJr.内ユニット・7 MEN 侍も、’18年2月の結成当初は7人でしたが、のちに前田航気（24）が脱退。同年12月に矢花黎（22）が加入するも、翌年にはオリジナルメンバーだった五十嵐玲央（22）がジャニーズを退所しています。そのため、“7 MEN 侍”という名前でありながら、現在は6人体制なんです」（前出・アイドル誌ライター）

こうして、イニシャルや数字が入っているグループはメンバーが脱退した過去があるため、今回の北山の退所を受けて、

「キスマイは『Ki』が付く人は北山だけだから、イニシャルグループ名が成立しなくなる」
「ジャニーズはもう頭文字でグループ名を決めないで」
「グループ名にイニシャルとか人数を入れるのはやめない？　関ジャニ∞、KAT-TUN、キスマイもそうだけど、何かあった時にファンがつらくなる」

と悲痛な叫びが上がっていた。

北山の脱退日まで、残り1ヵ月とすこし。ファンと向き合いながら、悔いの残らぬような活動を展開していってほしいものだ。