ジャニーズ井ノ原快彦新社長が“文春砲”ライバル誌のインタビューで「どうしても伝えたかったコト」
昨年激震続きだったのがジャニーズ事務所だ。
関連会社ジャニーズアイランドの滝沢秀明氏が退社し、人気グループの『King&Prince』の平野紫耀、岸優太、神宮寺勇太が年内退所を発表。また、『Sexy Zone』のマリウス葉が昨年大みそかのカウントダウンコンサートをもって活動を終了し、芸能界を引退した。
ネット上では“次なる退所者”の予想も過熱するなど、鉄の結束で知られるジャニーズ事務所が揺れていることは間違いない。
そんななか、1月1日に「デイリー新潮」で公開された元V6・井ノ原快彦のインタビュー記事が話題になっている。
井ノ原はタッキーの後任としてジャニーズアイランドの社長に就任。新潮では初々しいスーツ姿で、一連の退所劇からジャニーズ事務所の現状まで包み隠さず告白している。
まず特筆すべきは、井ノ原新社長のインタビューが新潮だった点。新潮といえば、発売日が同じ週刊文春のライバル誌として知られる。
その文春はタッキー&キンプリメンバーの退所にあたり、ジャニーズ事務所の藤島ジュリー景子社長(以下、ジュリー氏)の言動に疑問を投げかける記事を連発。ジャニーズ事務所が法的措置を検討すると発表するなど、バチバチにやり合っている。
「新潮はここまでキンプリネタに一切触れていません。ジャニーズとしては、ほかにも友好媒体はありますが、あえて文春と対をなす新潮に井ノ原さんを出して“やり返した”というようにもみえますよね」(スポーツ紙記者)
井ノ原は新潮でタッキーがほとんど引き継ぎもせずに事務所を離れたこと、脱退するキンプリメンバー3人は今後も応援していくこと、7人組グループ『IMPACTors』全員が退所することを明かしている。
「キンプリを脱退する3人の話題に関しては、言葉を選んでいるように感じましたね。やはり熱狂的なファン『ティアラ』の存在が大きいのでしょう。ティアラの疑念を晴らし、辞める3人とは何のわだかまりもないことを強調する内容となっています」(同・スポーツ紙記者)
マスコミが注目した井ノ原の話はそれだけではない。井ノ原はキンプリの話の延長でタレントたちがジュリー氏に「反発している」という報道に反論。
「僕は本当に聞いたことはないです」
と否定した上で
「誰かの邪魔して築きあげてきた“帝国”であれば、とっくに崩壊している」
と“一枚岩”を強調した。
加えてもう1つ気になるのが、インタビュー終盤、ジャニーズを辞めた滝沢氏が新事務所を立ち上げ、脱退組の糸を引いているというウワサに言及している点だ。井ノ原は可もなく不可もなく無難な答えに終始しているのだが、前出のスポーツ紙記者いわく
「滝沢氏の事務所設立は本人も否定しているし、退所組の“引き抜き”に関してもウラが取れていない。あえてそこに触れることで滝沢さんサイドをけん制しているような気もします」
井ノ原は新潮でコンプライアンスの徹底と、これまで以上に所属タレントとコミュニケーションを取ることを誓っている。’23年も芸能界の中心はジャニーズ事務所になりそうだ――。
PHOTO:堀田 咲