工藤静香と元カレYOSHIKIが『紅白』共演で話題…テレビ局「共演NGリスト」の“存在と対応”
放送が終わってからも、なんだかんだ話題になるNHK『紅白歌合戦』。『紅白』といえば毎回“目玉”となる歌手が注目されるが今回、業界関係者の多くが目玉と感じていたのが工藤静香だった。
’00年に木村拓哉と結婚した静香は、結婚後は表舞台に立つことを極力控えていたが、SMAP解散、次女Kokiの芸能界デビューの後はジワジワと露出を増やしてきた。
芸能生活35周年を記念しての紅白出場は実に14年ぶりのこと。そして長女のCocomiもフルートの演奏で共演するというのだから、たしかに目玉。しかし静香だけでは目玉の価値はそれほどでもなかった、と言うのは女性誌の記者。
「そこにYOSHIKIがプラスされたことで目玉度がアップしました。もう30年も昔の話ですが、二人は恋人同士だったんです。
40代以上はもちろん、30代の視聴者でも知っている人は少ないんじゃないでしょうか。二人の出場はある意味年配層を喜ばせた企画でした。ですが二人の出場が発表されたとき、30年前のいきさつを知っているベテラン記者や業界関係者はちょっとざわつきました」
二人の交際については’94年4月に『FRIDAY』が報じているが、発覚したきっかけは、当時YOSHIKIが住んでいたロサンゼルスで飲酒運転をして逮捕されたことからだった。そのときYOSHIKIの運転するフェラーリの助手席には静香が乗っていた。
「YOSHIKIは交際宣言をし、静香は沈黙を貫きましたがその2年後に破局。そのときは静香も“もう会っていません”と破局宣言しましたが、’00年から’02年まではYOSHIKIが主催するレコード会社に所属しています。そして’00年に木村拓哉と結婚しました」(前出・女性誌記者)
広いようで狭い芸能界において誰と誰が付き合っていたという“履歴”をいちいち気にしていたら芸能人をやっていられないだろう。だが、本人たちは気にしていなくとも、周り、特にテレビの番組スタッフは神経を尖らすものだ。
テレビ局はそれぞれ共演“NGリスト”を作っていて、その中には過去に交際していたカップルや離婚した夫婦、ときには交際中のカップルが含まれていることもある。リストがなくても暗黙の了解でスタッフからスタッフに引き継がれているのが普通だ。そして妻と元カレ、夫と元カノがバッティングすることを避けようとするし、万が一共演することがあっても、同じフレームに入ることはまずないという。
「特にお互いが結婚していて、その相手が大物あるいは超人気者であったりすると、テレビ局のスタッフはキャスティングに細心の注意を払いますよ。まして、静香さんの夫はキムタクですからね。
今回の紅白で二人の出場が発表されたとき、NHK内からも“大丈夫なのか”という声が聞かれたそうです。それにしても、放送終了後にこんなに話題になるとはNHKも思ってなかったでしょうね(笑)」(テレビ局関係者)
紅白出場が発表されたとき、一部ネットで二人の過去の交際に関するニュースが出たが、それほど注目されることもなく、平穏無事に紅白が終了、’22年が静かに幕を閉じるはずだったが…。
「なんとYOSHIKIがその直後、自身の動画チャンネルの年越し生配信で突然、静香について語り出したのです。慌ててHYDEが止めに入ったが、これがニュースになり、拡散。2人の過去を知らなかった人たちも知ることとなりましたね」(ワイドショー関係者)
そして、『週刊文春』がYOSHIKIを直撃。すると彼は今でも静香と良好な関係であることを告白した。30年の時を超え、恋愛関係から友人関係に昇華した二人に、ネットでは好意的な意見が多く寄せられている。
それにしても、これだけ話題になるということは、静香&YOSHIKIが“目玉”だったと言っても間違いないのでは……。
- 文:佐々木博之(芸能ジャーナリスト)
- PHOTO:結束 武郎
芸能ジャーナリスト
宮城県仙台市出身。31歳の時にFRIDAYの取材記者になる。FRIDAY時代には数々のスクープを報じ、その後も週刊誌を中心に活躍。最近は、コメンテーターとしてもテレビやラジオに出演中