Cocomi オーケストラとフルート演奏に静香ママは超ご機嫌!
5月21日、夜7時過ぎ、渋谷・オーチャードホールの楽屋口付近に一台のジャガーがスッと停車。黒マスク姿の美女がどこからか現れ、そのクルマに駆け寄った。木村拓哉(49)と工藤静香(52)の長女・Cocomi(21)だ。手には花束を抱えている。楽屋口からは大きな荷物を持った静香と妹のKōki,(19)も姿を見せ、木村家スリーショットが実現した。スタッフや娘たちと会話を交わす静香はどこか上機嫌な様子で、娘たちとジャガーに乗り込んだ――。
「この日、オーチャードホールで開催されたのは気鋭の若手で構成されたタクティカートオーケストラの特別公演『RISING STAR CLASSICS』。Cocomiさんはこの日ゲスト出演した3人の若手女性ソリスト(独奏者)の1人として登場しました。彼女はモーツァルトの楽曲など2曲をフルートで演奏、キャパ約2000人の会場でオーケストラを従えての出演はかなりのプレッシャーだったはずです」(音楽関係者)
音楽家としての評価は?
最近は、マネージャー兼プロデューサーのような立ち位置で娘たちの現場に積極的に顔を出しているという静香。Kōki,は米・サンディエゴで開かれた『ルイ・ヴィトン』のショーに来場するなどセレブ街道をひた走っているが、一方のCocomiは、俄(にわか)に「アーティスト路線」を前面に出してきている。
「4月にはフルート奏者としてのデビューアルバム『de l’amour』を発売しました。NYの名門レーベル『DECCA GOLD』からのリリースで、同社の新譜ラインナップにはあの久石譲(71)の名前もあります。また、5月7日には老舗クラシック番組『題名のない音楽会』(テレビ朝日)に出演し、『フルート奏者Cocomi』の印象を強めました」(前出・関係者)
3歳から音楽に触れ、桐朋学園大学音楽学部在学中というキャリアながら、どうしても「親の七光り」という謗(そし)りから逃れられなかったCocomi。そんな彼女が「音楽家として評価されないのはもったいない」と評するのは、音楽ライターの小室敬幸氏だ。
「今回コンサートに出演した他の二人のソリスト同様、これからが楽しみな音楽家だというのが、Cocomiさんに対する率直な感想です。まだ21歳ですから成長途中ですが、自分の個性を押し出すのではなく、楽曲の魅力を聴かせてくれるタイプです。そういう若手は必ず伸びていくと思います。世界的な音楽家と対等に渡り合っていたデビューアルバムも、けっして目先の利益だけを期待して作られたものでないことは確かです」
着々とプロの音楽家としてのステップを上がっていくCocomi。母の静香も、誇らしく思っていることだろう。
『FRIDAY』2022年6月10日号より
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- PHOTO:西原 秀