「番組出演取りやめも…」ＥＸＩＴ兼近と三浦瑠麗　とばっちりでも厳しい“コメンテーター”という立場

お笑いコンビ『ＥＸＩＴ』の兼近大樹にまさかの流れ弾だ。

東京・狛江市の強盗殺人事件でリーダー格の「ルフィ」の可能性があるとみられる渡辺優樹容疑者がフィリピン・マニラ近郊の施設に収容されていることがわかった。狛江市の事件以外にも関東近郊で強盗事件が多発しており、同容疑者の関与が疑われる。

日本政府はフィリピンに犯人の引き渡しを要請、同国も応じる方針だが、渡辺容疑者はフィリピン国内で“女性・児童に対する暴力防止法違反の罪”で刑事訴訟を抱えており、日本への送還には時間がかかる見通しだ。

ニュースで渡辺容疑者の名前が伝わると同時に、事件記者が裏取りに走ったのがＥＸＩＴ・兼近との“関係”だ。

「兼近さんは過去に売春防止法違反と窃盗事件で逮捕歴があることを認めていますが、後者で渡辺容疑者と接点があったとみられています。当時の報道によると、’12年４月22日に札幌市中央区のマンションの一室から現金約1000万円入りの金庫を盗んだとして、北海道警が兼近さんら４人を窃盗容疑で逮捕しています。そのうちの１人が今回の渡辺容疑者とされています」（ワイドショー関係者）

これがネット上で話題となるなか、当の兼近が１月29日に生配信されたトークライブ『ＥＸＩＴ陰パリトーク～お前らとの交流～Ｖｏｌ．22』で口を開いた。

渡辺容疑者の名前や「ルフィ」という文言は使わなかったが

「もともとそういう場所にいたので。４年前に出ていることなんでアレですけど…。ちょっと皆さんにも悲しい思いをさせているかなと思って。

改めてご迷惑をおかけしていますということを伝えさせていただきたいなと。本当にすいません、その件に関しては」

と、さまざまな憶測を招き、ファンを悲しませていることを謝罪した。

窃盗事件に関しては不起訴処分だったとみられており、ネット上では

《兼近も極悪人のように扱われるのは違う》

という意見もある一方で、テレビ局関係者からは

「彼はコメンテーターとして時事問題も扱っている。かつて一緒に逮捕された渡辺容疑者が『ルフィ』の一人だったということが事実であれば、本人もコメントしづらいだろう。“使う側”としても、バラエティ番組はともかく、ニュース系の番組では道義的な部分で出演は控えてもらうのではないか」

という指摘もある。兼近は生配信で

「皆さんがもし、誹謗中傷とか嫌なものを見て悲しいなと思ったら、あの、別に本人はそんなに気にしていないよっていう。どうしようもないことというか…」

と吐露。続けて

「これから僕がどうしていくかということなので。この先もずっと、皆さんを笑わせていこうと思っているので。皆さんはあんまり傷つかないようにっていうか…」

と再度ファンのことを気にかけた。

コメンテーターで言えば、国際政治者の三浦瑠麗氏が夫の経営する会社に東京地検特捜部の家宅捜索が入り、出演するフジテレビ系『めざまし８』への出演を取りやめた。局による「総合的な判断」だという。

三浦氏は代表を務めるシンクタンク『山猫総合研究所』の公式サイトで、家宅捜索を「事実」とした上で

《私としてはまったく夫の会社経営には関与しておらず、一切知り得ないことではございます》

《捜査に全面的に協力する所存です。家族としましては、夫を支えながら推移を見守りたいと思います》

とコメント。ネット上では同氏にもさまざまな声が飛んでいるが、現時点では夫も逮捕などはされておらず、三浦氏に捜査が及んでいるという事実はない。

「それでもコメンテーターという仕事は“審査”が厳しい。世間の注目が集まる事件で名前が出れば、なおさら。ＳＮＳ社会となり、メディアはネットの反応を気にするようになった。

それまで情報番組では“起用したい”側だった２人ですが、今回の一件で、その評価も変わってくるでしょう」

とは前出のテレビ関係者。今はほとぼりが冷めるのを待つしかないようだ――。