「北島三郎がついに決断」3月末に原田悠里、大江裕ら弟子たち独立で“北島ファミリー解体”へ…
演歌界の大御所としてトップに君臨し続けてきた北島三郎。だが、コロナ禍や年齢からくる体調不良から、表舞台に姿を見せることがめっきり減ってきた。
「’13年に『NHK紅白歌合戦』を卒業宣言し、’15年には座長公演も終了。紅白には’18年に1度だけ特別出演しましたが、サブちゃんの生の歌声を聞く機会はめっきり少なくなりましたね」(スポーツ紙記者)
昨年大晦日に放送された『年忘れにっぽんの歌』(テレビ東京系)には、2年ぶりに出演。最後まで車イスのままだったが、『まつり』などの代表曲を熱唱した。
「’16年に持病だった『けいつい症性脊髄症』の手術。’19年には自宅で両足の指を7本折るケガを負ってしまった。その頃から歩くことが難しくなり、車イス生活が続いているようですね」(レコード会社関係者)
そんな満身創痍の“御大”が、ここにきて大きな決断をしたという。
「北島さん以外、北島音楽事務所に所属する歌手は3月いっぱいで離れることになったようです。形だけ事務所は残りますが、実質的には北島ファミリーの解体と言っていいでしょうね」(音楽関係者)
事務所のホームページを見ると、北島を筆頭に名を連ねている歌手はベテラン歌手の原田悠里や北島さんの娘婿の北山たけし。『さんまのSUPERからくりTV』(TBS系)でブレイクした大江裕など北島以外は、事務所から独立することになるという。
「コロナ禍で芸能界は大きなダメージを受けましたが、特に演歌界は厳しかった。コンサートや営業先、キャンペーンなどで地方をまわり、CDを“手売り”していくのが彼らのスタイル。
それらが、コロナ禍で全滅してしまった。また、昨年あたりからコンサートが再開されたとはいえ、演歌はファン層も年配の方が多いですから、当然慎重になり、客足が思ったほど戻っていません。北島ファミリーとはいえ、その逆境には抗えなかったということでしょうね」(前出・スポーツ紙記者)
北島事務所からは、歌手だけでなく幹部スタッフなども離れるとか。その件について北島音楽事務所に問い合わせると
「そんな話はございません。ウワサですよ」
と話すのだが…。
北島さんが司会を務めるBSテレ東の音楽番組「サブちゃんと歌仲間」も3月で終了する。
一番弟子だった山本譲二をはじめ、鉄の結束を誇った北島ファミリー。プロダクションとしては縮小するとはいえ、北島との絆はそう簡単に消えるものではないだろう…。
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写真:つのだよしお/アフロ