”本番”は春からか…フジが注力!新番組『ぽかぽか』をテレビマンはこう見た | FRIDAYデジタル

”本番”は春からか…フジが注力!新番組『ぽかぽか』をテレビマンはこう見た

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『ぽかぽか』MCの『ハライチ』の澤部佑(36)。番組が1月から見切り発車した影響か、オンエア中に澤部が他の仕事で退席したことも話題に……
『ぽかぽか』MCの『ハライチ』の澤部佑(36)。番組が1月から見切り発車した影響か、オンエア中に澤部が他の仕事で退席したことも話題に……

2月2日、昨春まで『バイキング』のMCを務めていた坂上忍(55)が『ぽかぽか』(フジテレビ系)に生出演。10ヵ月ぶりにフジの昼の情報番組に”カムバック”を果たし、話題を集めた。

「経費削減のために『バイキング』を終了させ、局アナ2人がMCを務める『ポップUP!』をスタートさせたものの、平均視聴率は1%台と低迷。昨年6月に社長に就任した港浩一氏(70)の意向もあって、『ポップUP!』を早期終了させて肝煎りで始まったのが『ぽかぽか』でした。坂上のほか『爆笑問題』など大物ゲストをブッキングするなど、かなり力を注いでいます」(制作会社ディレクター)

MCには30代の『ハライチ』と元NHKアナウンサーで、バラエティで活躍中の神田愛花(42)を起用。情報制作局からバラエティ班に担当を変えるなど、大きくテコ入れされた。世帯視聴率は1%台が続いているが、業界関係者からの評判は悪くない。

「ボケ担当の岩井勇気(36)が腐りキャラで笑いを取るなど、『ハライチ』のMC力が光っていますね。神田アナの独自の世界観によるコメントも面白いし、元NHKアナとあって進行もスムーズ。貴乃花光司(50)と河野景子(58)の娘である白河(しらかわ)れい(20)や桂二葉(によう)(36)を青田買いで起用するなど、キャスティングも攻めています。2人が今後ブレイクすれば、番組発のスターということで、売りになるでしょう」(広告代理店関係者)

吉本興業が『ナインティナイン』矢部浩之(51)をMCとして売り込んだものの、フジ側が起用を見送ったことで『ぽかぽか』に吉本の人気芸人が出られなくなった――と一部で報じられたのが気がかりではあるが……。

「バラエティ班が制作しているのに、吉本の芸人が『ガレッジセール』のゴリ(50)が扮するゴリエのみ、というのは不自然ではあります。その影響か、『ハライチ』と同じワタナベエンターテインメント所属のタレントの出演が多くなっており、内輪受けの笑いになるリスクはあります。ただ、本来は改編期の4月スタートで準備を進めていたのが港社長の鶴の一声で1月スタートになった、という声もある。いまは急ごしらえで、春からが本番になると見ています」(放送作家)

かつて大ブームを巻き起こした同局の人気番組『トリビアの泉』を手がけた人気放送作家の酒井健作氏や興津豪乃(おきつひでのり)氏がブレーンを務めるなど、スタッフも敏腕揃い。フジの本気が伝わってくる。

「一人のゲストを深掘りする『ぽいぽいトーク』は、令和版の『笑っていいとも!』テレフォンショッキングのよう。大手芸能事務所には”プロモーション稼働がある際はぜひ、出演お願いします!”とスタッフが挨拶回りをしています。MCの3人などがゲストを”○○っぽい”という”印象大喜利”的にトークを広げるのは、”朝の大喜利番組”として成功している『ラヴィット!』(TBS系)を意識している気がしますね(笑)。『ラヴィット!』も開始直後は不評でしたが、番組のカラーが浸透したことですっかり人気番組になりました。『ぽかぽか』も今の路線を極めれば、昼の王者になれる可能性があります」(前出・放送作家)

港体制で好調なドラマに続き、『ぽかぽか』もフジの復活に貢献できるか!?

『FRIDAY』2023年2月24日号より

  • 撮影西原 秀

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