タトゥーで「温泉ロケ中止報道」のM-１王者『ウエストランド』に待ち受ける「試練」

Ｍ－１グランプリ現チャンピオンである『ウエストランド』のツッコミで“大人しい方”と言われる河本太の手足にタトゥーがあると２月20日発売の『週刊現代』が報じた。

記事によれば、番組関係者が温泉ロケのオファーをしたが、隠しきれないほどのレベルの大きさで出演依頼は取りやめになったという。

『ウエストランド』といえば、井口浩之が毒舌で世相を切るようなスタイルの漫才だ。“ユーチューバーは警察に捕まり始めている”“Ｒ－１ぐらんぷりには夢がない”など、なかなか他の芸能人が口にできないようなことまでネタに盛り込み爆笑をかっさらう。

「ウエストランドは全てのギャラを折半にしています。井口さんは一人の仕事も多くなってきたので、河本さんは空いている時間は昔からやっているリフォームのアルバイトをしている。しかしリフォームの給料は折半にしていないので、暇な河本さんの方が年収が多いという逆転現象が起きています（笑）。

井口さんは“そろそろ折半を辞めたい”と言っていますが、河本さんは“俺には子どもがいるから”と言っていつも反対している。井口さんはああ見えて非常に優しい性格なので、河本さんの生活のこともちゃんと考えているのでしょう」（お笑いライター）

週刊現代の問い合わせに所属事務所の太田光代社長はタトゥーが入っていることを認め、若い時に彫り師の先輩の練習台になって入れたことを明かしている。

Ｍ－１チャンピオンになるとほぼ例外なく“売れっ子”への階段を駆け上がる。ここにきて河本のタトゥー報道が飛び出し、仕事面への影響が心配されるが…。

「テレビはスポンサーが嫌がるため、タトゥーに対して非常に嫌悪感がある。ボクシングの試合でも一応、メイクで隠すことになっています。芸人でいうと『野性爆弾』のくっきーさんは手首や指や胸にタトゥーが入っており、昔は出してテレビにも出ていましたが、最近は見える部分はリストバンドやテーピングで隠しています。

日本は犯罪者が罰として顔に墨を入れられたり、暴力団が入れ墨をしたりという歴史があるため、国民性として拒否反応が多い。なので、外国人のタトゥーは受け入れるが日本人のタトゥーはなぜかＮＧという謎の基準があります」（テレビ局関係者）

河本はしゃべりが苦手で、さらに“裸の仕事”もＮＧとなると仕事の幅が狭まってしまう可能性がある。若気の至りとはいえ、“先輩彫り師”のお願いを丁重に断ることはできなかったのだろうか…。