今までガーシー議員「完全無視」のテレビ局 懲罰騒動でニュースに昇格し視聴率好調で「イケイケ状態」 | FRIDAYデジタル

今までガーシー議員「完全無視」のテレビ局 懲罰騒動でニュースに昇格し視聴率好調で「イケイケ状態」

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「議場での陳謝」を無視し、除名処分が確実視されているガーシー議員だが…(オフィシャルYouTubeチャンネルより)
「議場での陳謝」を無視し、除名処分が確実視されているガーシー議員だが…(オフィシャルYouTubeチャンネルより)

「やっぱりね」

そんな声が多数聞かれる。ガーシー議員(東谷義和氏)のことだ――。

3月8日に「議場での陳謝」のため帰国するはずだったガーシー議員だが、結局帰国せず。ただ多くのメディアは彼が帰国することはないだろうと見ていたので、予想通りの展開となった。〝懲罰〟は次の段階に進み、もはや〝除名〟は避けることができないだろう。

それにしても、陳謝が決まってからのガーシー議員の動きに対しては非難の声が高まる一方だった。そもそも、なぜこの期に及んでトルコへ行くのか。

「日本に帰る気はないが、そのままでは再び懲罰委員会にかけられることになるので、アリバイ的にボランティアに行くことで情状酌量を狙ったのでしょう。ですが、それこそ〝今じゃない〟という感じ。

ガーシー信者は〝さすが。がんばって〟と応援メッセージを送っていますが、不祥事を起こした芸能人が禊のためにボランティアをするみたいでみっともない、という声が圧倒的ですね」(週刊誌記者)

歳費に対する非難も、

〈これで僕に対して税金泥棒って言うのやめて下さい〉

と受け取った歳費を所属政党のNHK党に預けると発表。だが懲罰から逃れるために少しでも印象を良くしようとしているようにしか見えないという声もある。

「ちょっと前までは〝ダークヒーロー〟ともてはやされていましたが、離れていくファンも多いでしょう。国会に出席しない、国会議員の仕事をしていないことが非難されていますが、最近はこれといった暴露もしていません。脅迫容疑で訴えられることを恐れているとも思われますが、ネタが尽きた可能性もあります」(ワイドショー関係者)

彼に投票した28万人の有権者がすべて「彼なら何かやってくれるだろう」と期待したわけではない。中には面白半分で投票した人もいるだろう。その人たちにとって、彼はもう〝面白い人〟ではなくなったようなのだ。

除名は避けられない状況となっているが、そもそも彼が国会に出席しないという公約を掲げたのは党首の立花孝志氏に〝そそのかされた〟からだという。

ガーシー議員は盛んにそのことを主張しているが、立花氏はそこに関して何も言及していない。

しかも突然党名変更と党首辞任というトリッキーな行動に出たことで、立花党首には非難の声が集まっている。

「増えていく非難の声をかわそうという意図があるのかもしれませんが、元タレントを党首に据えたり、頻繁に党名を変更することに『政治は遊びじゃないんだから』とさらに非難されています。蜜月だったガーシーと立花元党首の関係にも亀裂が入りそうで、今後内紛が起こるかもしれません」(全国紙社会部記者)

政界を引っ掻き回したガーシー議員と立花氏だが、この騒動にほくそ笑んでいるのがテレビ局だ。

「いろいろ事情があって、これまでテレビでは扱いたくても扱えなかったガーシーですが、国会議員の懲罰という一般性も社会性もある出来事のおかげでニュースとして扱うことができるようになりました。どこにも忖度する必要がないですしね。

特に朝や昼よりも、なぜか夕方のニュースでの食いつきがいいんです。懲罰委員会にかけられたことが報じられたあたりから、気にする視聴者が増えたようで、これまでガーシー議員をよく知らなかった人たちが〝ガーシーって何者だ〟〝ケシカランやつだ〟と、注目するようになった。どちらかというとアンチの興味が増したようですね」(テレビ局関係者)

実際に日本テレビやフジテレビなどは現地に記者を派遣し、ガーシー議員をインタビュー取材している。懲罰委員会は14日開かれる予定で、大方の見方は『除名』だ。大きなニュースになることは間違いなく、ガーシー議員の〝肉声〟をとるために、テレビを含めいくつかのメディアはすでに本人に接触を試みているという。

政治的ニュースになることで、テレビに追いかけられるようになったガーシー議員。自称〝ダークヒーロー〟は、案外この現状を喜んでいるのかも……。

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