静香の座を奪おうと虎視眈々!?　ますます激化する”ジャニーズ妻”たちの覇権争い

先日、本誌が報じた『木村拓哉(50)&工藤静香(52)夫妻の離婚説』。当人である工藤静香を直撃したところ、豪快に笑い飛ばされてしまった。そんな静香は現在、”最強ジャニーズ妻”して君臨している。

静香がキムタクと結婚したのは’00年12月だった。突然キムタクが会見を開いて結婚を発表、もちろん日本中が驚愕した。

「当時、事務所はもちろん、『SMAP』のメンバーも交際に反対していたといいます。当然、実質的な事務所トップだったメリーさん（メリー喜多川氏）は激怒したそうです。しかし静香は娘・Cocomi(21)が生まれると自分の親よりも先にメリーさんに報告するなどして家族ぐるみの交流を重ね、いつしか信頼されるようになったといいます」（テレビ局関係者）

結婚した当初、静香はキムタクや家族のことについては、一切、公の場で触れることはなかった。まさに模範的な“ジャニーズ妻”だったと言える。そしてさらに彼女の株を上げたのは、『SMAP』元マネージャーＩ氏とメリー喜多川氏の対立が発端となった16年の「SMAP独立騒動」だった。

「当初、キムタクは他のメンバーと共に独立するつもりでした。それを静香が『家族のために退所しないでほしい』と説得した。その結果、キムタクはジャニーズ事務所に残留することになり『SMAP』の独立計画は頓挫します。静香はメリーさんに対して筋を通したのです」(大手芸能プロ関係者)

この事件が原因で彼女は一部のファンから怒りを買うことになるのだが、一方で彼女とメリー氏との関係は好転し、関係が深まるにつれ、ジャニーズ事務所における彼女の立場が別格のものになる要因となっていった。このメリー氏との関係を後ろ盾に、以降、静香はそれまでは顔出しすらさせなかった二人の娘をモデルデビューさせ、SNSでキムタクも含めた〝仲良し家族〟をアピールするようになる。その後の娘たちを芸能界の中枢へ売り込んでいく剛腕ぶりは、いまや誰もが知るところだろう。もちろんアンチファンからすれば彼女のやりたい放題は我慢ならないわけで、SNSはたびたび炎上。しかし、現在、ジャニーズ事務所のトップである藤島ジュリー景子社長との関係も良好のようだ。ジャニーズ妻としての地位は、もはや揺らぐことはないだろう。誰もがそう思っていたが……。

だが、タレント本人の事務所内の序列でいえば、ジャニーズ事務所でタレントとしてのトップであり、近藤真彦(58)が去ったあと長男的な存在とも言えるのは東山紀之(56)だ。ジャニーズ事務所の副社長の地位に就くのもそう遠くないともみられている。それ故、妻である木村佳乃(46)も事務所からは〝特別扱い〟される存在のようだ。

「東山の結婚(10年)は、彼がすでにアイドルとして十分な活動を果たした後だということ、相手の木村佳乃が、家柄も良く、誰もが認める気品に溢れた有名女優ということもあって事務所をあげて祝福されました。まさにジャニーズタレントとしては〝理想の結婚〟だったといっていいでしょう。佳乃はジュリーさんとの距離も近いと言われています。ジャニーズ・タレントの妻は、夫との私生活はけっして公の場では話さないのが暗黙の了解なのですが、彼女は時折、トーク番組などで東山とのエピソードを話すこともあり、逆に東山が妻の佳乃のことを話題にすることもあります」(芸能リポーター)

ジャニーズ妻のなかでも特別扱いとしてのポジションなのは、ほぼこの静香と佳乃の二人に限られ、今後も夫の活躍度に付随して立場は微妙に上下することもあるが、いずれにせよ、二人だけは別格だと思われていた。ところが、ここにきて、最近新たに〝特別扱い〟されるようになったジャニーズ妻がいる。昨年10月に滝沢秀明(40)に代わって関連会社『ジャニーズアイランド』の社長に就任した元『V6』井ノ原快彦(46)の妻である瀬戸朝香(46)だ。

「以前の瀬戸は子供たちの様子やお弁当などをブログにアップしていましたが、そこに井ノ原の気配はまったくなく、『シングルマザーみたい』と揶揄されたこともありました。ドラマの会見で井ノ原のことを尋ねられたときには『皆さんご存じのようにあまり自分の口から言えることはないのですが……応援しています』と答えたほど。しかし、昨年10月に発売された女性誌のインタビューでは突如、これまで口を閉ざしていたのが不思議なほど、結婚当時の心境や家庭の様子などについて、かなり詳しく語っているのです。ダンナが『ジャニーズアイランド』の社長に就任したのとタイミングが近いので、瀬戸が〝昇格〟したことの表れだという見方をする人もいます。メリーさんとの良好な関係を機に、工藤静香が君臨していたところ、木村佳乃が現れて、水面下で二人の熱いバトルが始まったかと思いきや、いつの間にか瀬戸朝香が台頭してきたという感じですね」(同前)

ダンナの会社でのポジションは、その妻たちの力関係にも如実に反映するものだが、それはジャニーズ社会でも同じ。そしてジャニーズ妻にはこの3人以外にも、人気・実力では引けを取らない力を持つ妻たちも少なくない。元『V６』岡田准一(42)の妻である宮﨑あおい（37）、同じく長野博(50)の妻である白石美帆(44)、さらには生田斗真(38)の妻・清野菜名（28）や城島茂(52)の妻・菊池梨沙(27)らも、ダンナの力と立場次第で、いつ特別扱いの地位をつかんでもおかしくない。では、この中で、真っ先に“トップ３”に食い込む可能性がある妻は誰か。

「宮﨑あおいでしょう。彼女の女優としての実力はいわずもがなですが、なんといってもダンナの岡田准一の役者としての存在感はすさまじい。’13年には映画『永遠の０』で主演を務め、翌’14年にNHK大河ドラマ『軍師官兵衛』で主役の黒田官兵衛を務めました。『永遠の０』では日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を獲りましたが、以降、毎年のように映画関係の賞を受賞しています。役者としての実力では、もはや誰もが認めるジャニーズNo.１。それに付随するように、妻・宮﨑あおいの存在感が高まっています」（広告代理店関係者）

ますます激化する妻たちの〝覇権争い〟から目が離せない。