ガーシー容疑者への「資金援助は犯人隠避の疑いも…」警察が仕掛ける逃亡資金枯渇の「兵糧攻め」 | FRIDAYデジタル

ガーシー容疑者への「資金援助は犯人隠避の疑いも…」警察が仕掛ける逃亡資金枯渇の「兵糧攻め」

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参議院議員を「除名」され、容疑者になった〝ガーシー〟こと東谷義和氏(オフィシャルYouTubeチャンネルより)
参議院議員を「除名」され、容疑者になった〝ガーシー〟こと東谷義和氏(オフィシャルYouTubeチャンネルより)

参院議員を除名された途端、〝おたずね者〟になってしまったガーシー容疑者(東谷義和氏)が〝兵糧攻め〟にあいそうだ。

同容疑者は3月15日に参院議員を除名。これを待っていたのが警察で、俳優の綾野剛ら著名人3人を脅迫・中傷した暴力行為等処罰法違反(常習的脅迫)などの容疑で逮捕状を取った。

「翌日には警察庁が外務省にガーシー容疑者への旅券返納命令を要請。返納に応じなければ、〝不法滞在者〟になり、海外で摘発される可能性がある。

加えて当局はインターポールを通じて『国際手配するぞ』とプレッシャーもかけている。次から次へとカードを切っている印象で、よほど腹に据えかねていたのかがわかる」(スポーツ紙事件担当記者)

当のガーシー容疑者は

「日本に戻らない覚悟を決めた」

と逃亡宣言。居場所の特定に繋がらぬよう生配信は音声のみに変更したり、ドバイ内で引っ越ししたことを明かしている。

そんななか、当面のポイントはガーシー容疑者の逮捕にドバイ当局が協力するか否かだ。ここは識者の間でも予想が割れている。

「UAEは世界中の〝いわくつき人物〟を受け入れてきた歴史がある。カネのある者なら素性は問わずに、長期滞在ビザ(ゴールデンビザ)を与えてきた。ロシアの財閥連中がウクライナ侵攻後、西側の制裁を恐れ、ドバイに駆け込んだことは有名です。

ガーシー容疑者の捜査に加勢すれば、そうしたカネのある〝いわくつき人物〟は一斉にドバイを離れるでしょう。それはドバイの経済力の源を削ぐ行為にもなりかねない」(金融業界関係者)

他方でドバイは近年、マネーロンダリングの横行や犯罪者の〝隠れ家〟となっていることに危機感を抱き、以前に比べて取り締まりを強化してきた。

「あくまで身柄引き渡しの対象は金融犯罪や殺人、麻薬売買、テロ行為など重大犯罪に限りますが、今回の〝ガーシー事件〟は日本の警察のメンツがかかった〝国策〟に近い部分もある。ガーシーのような小物を突き出してもドバイ的には痛くもかゆくもないので、水面下で協力するかもしれません」(全国紙社会部記者)

ガーシーもこの先、〝逃亡資金〟が枯渇する可能性がある。

ユーチューブ動画や会員制サロンで「1億円以上稼いだ」と言われるが、世界有数の物価高で知られるドバイでは少々心もとない。主な収入源である会員制サロン『GASYLE(ガシる)』もこのところ退会希望者があとを絶たないという。

「事件うんぬん以前に、ネタ枯れが要因としてある。『こいつのことは証拠含めていずれやろうと思ってます』と言うものの、実行されない。過去のスキャンダルは持っていても、リアルタイムで起きていることには弱いんです」(元会員男性)

容疑者となったことで、さらなる信用低下は避けられない。

「サロンはイチから作っているので年間の維持費は数千万円と聞いている。かと言って、スポンサーやタニマチが資金援助などすれば、その人が犯人隠避の罪に問われてしまう。

一種の兵糧攻めのようなもので、今はよくても時間の経過とともに本人が干上がるのではないでしょうか」(ワイドショー関係者)

と指摘する。ガーシー容疑者は「ドバイの王族」とパイプがあると豪語しているそうだが、さすがに大金まで引っ張ることはできまい。

当局は脅迫や名誉毀損容疑のほかに、ガーシー容疑者の資金の流れを入念に調べていた時期があった。事件の〝本丸〟が別である可能性もある。

とにかく、ガーシー容疑者が追い込まれていることだけはたしかだ――。

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