休場レベルのケガも出続ける栃ノ心&キャバクラ通いで降格の朝乃山「崖っぷち元大関」に明暗の背景 | FRIDAYデジタル

休場レベルのケガも出続ける栃ノ心&キャバクラ通いで降格の朝乃山「崖っぷち元大関」に明暗の背景

  • Facebook シェアボタン
  • X(旧Twitter) シェアボタン
  • LINE シェアボタン
  • はてなブックマーク シェアボタン
3月場所5日目には元大関対決が実現。朝乃山が寄り切りで栃ノ心を破った(PHOTO:共同通信社)
3月場所5日目には元大関対決が実現。朝乃山が寄り切りで栃ノ心を破った(PHOTO:共同通信社)

幕内で優勝経験がありながら、トラブルやケガのため十両でもがいている元大関たちがいる。朝乃山(29)と栃ノ心(35)だ。3月場所では両力士に明暗クッキリ。それぞれの事情を追った。

朝乃山は9日目で早々と勝ち越しを決め、9場所ぶりの幕内復帰が現実味を増している。

「朝乃山にスキャンダルが発覚したのは’21年5月です。『週刊文春』が連日のキャバクラ通いを報道。新型コロナウイルスが感染拡大し、相撲協会が外食を禁じていた中でのコンプライアンス違反でした。

相撲協会が下した処分は、6場所の出場停止と6ヵ月の報酬減額50%です。番付は三段目まで降格。扱いは関取でなく力士養成員になるので、若手に交じり稽古場をほうきで掃除しトイレを洗浄、食事の配膳までしていたそうです」(相撲協会関係者)

「絶対に戻ってやる」という気迫

幕内復帰が確実となり笑顔が戻った朝乃山(PHOTO:アフロ)
幕内復帰が確実となり笑顔が戻った朝乃山(PHOTO:アフロ)

‘19年5月場所で優勝し、大関にまで昇進した男が味わった屈辱……。’21年6月には祖父を、同年8月には尊敬する父親を亡くし朝乃山は覚悟を決める。一時は引退も考えたが「育ててくれた親のために」と、キャバクラはもちろん外食にもほとんど行かず稽古に励んだのだ。

「『絶対にもう一度幕内に戻ってやる』という気迫を感じますね。相撲も変わりました。以前は右下手からまわしを取りにいく押し相撲でした。これでは左上手を得意とする横綱・照ノ富士のような力士に、簡単にまわしを取られてしまいます。

しかし最近は、左上手を取りにいく四つ相撲に変わった。おそらく師匠が押し相撲を得意とした先代(元大関・朝潮)から、四つ相撲の今の親方(元関脇・朝赤龍)に代わった影響でしょう。安定感が増しました」(同前)

一方、3月場所14日までで4勝10敗と浮上のキッカケを掴めないのが栃ノ心だ。’18年1月場所での幕内優勝経験があるが、現在は十両2枚目でくすぶっている。

「左肩の状態がよっぽど悪いのでしょう。10日目の欧勝馬(十両14枚目)との取組では、前まわしを掴まれ苦悶の表情に。右手で左肩をおさえ、みずから土俵を割りました。まったく左手を使えておらず、ケガは休場するレベルの重さにみえます。

それでも出場し続ける理由は2つあるようです。1つは全休が続くと、幕下まで降格する可能性があること。少しでも星を稼ぎ、降格のスピードを落とそうとしているのかもしれません。もう1つは母国ジョージアでのビジネスです。父親のために、ワインを生産するブドウ農場を作ろうとしているとか。設立資金を稼ぐために、まだ現役でがんばらなくてはならないのでしょう」(スポーツ紙担当記者)

土俵際に追いこまれていた元大関の両力士。来場所の番付は、それぞれ悲喜交々……となりそうだ。

左肩のケガが致命傷になりかねない栃ノ心(PHOTO:アフロ)
左肩のケガが致命傷になりかねない栃ノ心(PHOTO:アフロ)
  • PHOTO共同通信社 Rodrigo Reyes Marin/アフロ Pasya/アフロ

Photo Gallery3

FRIDAYの最新情報をGET!

Photo Selection

あなたへのおすすめ記事を写真から

関連記事