ロケ現場を発見!織田裕二&伊藤沙莉 新旧実力派が7月ドラマでタッグを組む「納得の理由」
「麗春の主役」ワイド
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異色のツーショット
こだわりが強すぎるオトコが「脇役」で出演する

「キターッ!」
とは言ってなかったものの、あの伝説のCMを思い出すほど、織田裕二(55)は目薬をさして気合十分だった。
誰よりも通る声でセリフを読み、はらはらと散る桜を見ながら泣き出しそうな表情(かお)をしてみたり。のどかな遊歩道で撮影していたのは、「テレビ朝日系列で、7月クールで放送予定のリーガルドラマ。裁判所の執行官を描いた作品」(テレビ誌記者)だが、なんと織田は脇役だという。
「コア視聴率(13〜49歳男女の視聴率)対策で各局、主役の若返りを進めています。本作の主演は伊藤沙莉(さいり)(28)。昨年の『ミステリと言う勿(なか)れ』(フジテレビ系)のヒロイン役が好評で”どの局が民放ゴールデンで初主演をやらせるか?”状態でしたからね」(キー局プロデューサー)
ちょこまかと現場を動き回り、織田と向かい合って話したかと思えば、プイッと怒って立ち去ったり――たしかに伊藤も織田に負けない存在感を放っていた。
同じ実力派といえ、実績にはかなり差ががある。よく脇役のオファーを受けたものだが、芸能プロ幹部は「織田にとっても悪い話ではない」と言う。
「おそらくエンドロールの最後に名前が出てくるトメといわれるポジションでしょう。これだと主演よりギャラがいいのに、稼働が少ない。しかも目立つ!」
腰をぐるぐる回してほぐしながらの撮影。肉体的にはキツかったはずだが、時折、「はっはっは!」という高笑いが飛び出すほど、織田は上機嫌なのだった。





『FRIDAY』2023年4月21・28日合併号より
PHOTO:結束武郎