『霜降り明星』粗品 納税額足らず「7000万円借金希望」も節税には〝ダサい〟と一蹴の「金銭感覚」
「(融資)希望額は7000万なんよ」
お笑いコンビ『霜降り明星』の粗品が4月27日、自身のユーチューブチャンネルを更新し、
『吉本ファイナンスが金貸してくれなさそうやから緊急会議』
と題する動画を投稿。マネージャーら3人でどのようにすれば、吉本興業の子会社である吉本ファイナンスが融資してくれるか作戦を練るという内容だ。
粗品は24日にも今年の納税額が足りないとして
『【緊急】800万円足らへん』
という動画を投稿していた。
粗品は〝ギャンブル狂〟で知られており、借金した資金であっても後先考えずパチンコや競馬などに投じてしまう癖がある。これまで吉本ファイナンスに3回借金をしており理由は全て納税だったという。
3300万円までは借りた実績があるといい、今回は7000万円まで借りたいと希望した。
「借りれるかわからんけどね。ホンマは年収の3分の1までしか借りられへんから。でも法律とかないやろ吉本って」
と暴論を展開。金額の根拠は〝縁起がいいから〟ということで無理だったら
「6でも5でもいい」
と話した。
「吉本ファイナンスは粗品同様、マネージャーに対してもお金の管理をするように忠告しているようです。結婚して家族もいるので、生活に必要な分は別の口座に振り込むと吉本に通達されたこともあるが、粗品が〝わしゃ吉本と結婚したんかい!〟と憤慨。ギャンブルで大金をつかみ取るには軍資金もでかい方がいいと考えているのでしょう」(ワイドショー関係者)
粗品は動画で吉本ファイナンスにも〝逆ギレ〟。
「金貸す商売してんねやろ? そいつら。こんな太客掴んで離さんやろ普通。何生意気なこと言ってんねん!」
と声を荒らげ、マネージャーから
「その感じだとかなり厳しい……」
とたしなめられると、うなだれていた。
そして融資する名目として、〝家を買う〟とか〝お笑い学校〟を作るなどというアイデアが出たが結局〝来年は絶対きちんと納税する〟という約束をして切実に頭を下げるということになった。
しかし怒りの矛先は〝先輩芸人〟にも……。
「ダサイよな。節税のために会社作っている芸人。俺より売れてる芸人で会社作ってないのカウス師匠だけ。それ以外で聞いたことない!」
と憤怒。
「個人事業主として納税すると、年収が多い人は半分ほど税金で取られるため、個人の会社を設立し、吉本からそこにギャラを振り込んでもらうというパターンが多い。そしてその会社から毎月一定の金額を役員報酬などで貰い、残った金は会社の内部留保とする。
必要経費も会社で落とすことができるし、手伝ってくれる家族などを役員にしたり、事務員を雇うなどしておくと個人と比べて節税になる。明石家さんまさんは昔から個人事務所を作っているので、過去の長者番付にも上位に名前は出てこなかった」(スポーツ紙記者)
M-1とR-1のダブルチャンピオンである粗品の才能は誰もが認めるところ。毎年芸人として大金を稼ぎ、ギャンブルに狂い、なんとか工面して納税している粗品には確かに芸人の生きざまを感じる。
ただ家族もいるので、破産することだけないように願いたい……。
PHOTO:西原 秀