「両親死亡＆緊急搬送」の市川猿之助　弁護士が指摘する「警察が逮捕に動く」これだけの可能性

「逮捕をするという方針に傾く可能性は高いと思います」

自宅で両親とともに倒れているのが見つかり病院に救急搬送された歌舞伎俳優の市川猿之助。そんな彼が〝逮捕される可能性が高い〟と指摘するのは『アトム法律事務所』の高橋裕樹弁護士だ。

高橋弁護士は5月18日に自身のユーチューブチャンネルに

『【歌舞伎俳優・市川猿之助さん 一家無理心中？逮捕も？】女性セブン・性加害報道の影響？重い刑事責任と意外な相続の問題を弁護士解説』

という動画を投稿し、猿之助の騒動を解説した。

現時点では、猿之助が話をできていないということで、あくまでも一般論として３つの可能性を挙げた。

１つ目は猿之助と両親がそれぞれ自殺をした場合、自殺は犯罪には当たらないため、犯罪性はないとした。

２つ目は両親が自殺するのをほう助した場合、「自殺幇助罪」にあたるという。さらに殺害の依頼を受けたり心中に同意した場合「嘱託殺人罪」「承諾殺人罪」になる可能性がある。

３つ目は了承を得ずに巻き込む無理心中の場合は「殺人罪」になり、最高刑で死刑、さらに裁判員裁判になるという。

高橋弁護士は言葉を選びつつも

「自殺ほう助か無理心中かというところについては捜査をしなければならない。証拠ももっぱらご自身の供述によるところが大きいでしょう。警察・検察が考えることとしては〝逮捕しなければ再度自殺を試みる可能性〟がある。

被疑者が自殺してしまうということは最大の逃亡手段ですし最大の証拠隠滅と考えることもできるそういった状況は止めなければならないため、逮捕をするという方針に傾く可能性は高い。体力が回復した時点で警察が逮捕に踏み切る可能性はそれなりにある」

と話した。

猿之助は自宅で倒れているのを２人のマネージャーが発見したことで通報したというが、現場は報道陣も多くかけつけた。

「現場に行った報道関係者に聞くと、猿之助さんの自宅にはなぜか殺人事件を管轄する〝捜査一課〟がいたといいます。念のためということかもしれませんが、両親が亡くなっていることもあり、猿之助さんに話を聞く必要があるでしょう」（テレビ局関係者）

猿之助は救急搬送される当日に、「女性セブン」の記事がネットにアップされていた。そこでは「歌舞伎激震の性被害」の見出しで、一門の弟子らにキスなどのセクハラやパワハラ行為を行っていた疑惑が報じられていた。しかし今回の一連の流れとの関係性はまだはっきりしていない。

遺書のようなものもあったというが、猿之助の口から真相を聞き出し真相解明が急がれる――。