クロちゃんの半生がドラマ化、江頭2:50は素顔が高評価…「嫌われ芸人」たちの大逆襲が始まった | FRIDAYデジタル

クロちゃんの半生がドラマ化、江頭2:50は素顔が高評価…「嫌われ芸人」たちの大逆襲が始まった

スタッフは見た!週刊テレビのウラ側

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『水ダウ』の企画「モンスターラブ」でクロちゃんの平気でウソをつく姿や浮気癖に視聴者はドン引きするも見事にカップリング。大きな話題に
『水ダウ』の企画「モンスターラブ」でクロちゃんの平気でウソをつく姿や浮気癖に視聴者はドン引きするも見事にカップリング。大きな話題に

『安田大サーカス』のクロちゃん(46)の半生を描いた『クロちゃんずラブ~やっぱり、愛だしん~』が、動画配信サイトのParaviでドラマ化された。

「見た目こそ似ていませんが、主演の野村周平(29)はクロちゃんの喋り方を忠実に再現していましたね。芸人が主役のドラマと言えば、『南海キャンディーズ』の山里亮太(46)の半生が、4月スタートの『だが、情熱はある』(日本テレビ系)で、ドラマ化されています。しかも演じるのは『SixTONES』の森本慎太郎(25)。ここ最近、かつて嫌われ芸人として一世風靡したタレントがもてはやされています」(広告代理店関係者)

たとえば「抱かれたくない男」の常連だった出川哲朗(59)は今や「好きな芸人」の上位としてCMに引っ張りだこ。江頭2:50(57)は、登録者371万人に上る人気ユーチューバーだ。

「クロちゃんや出川、江頭は我が道を行くタイプ。好き嫌いは分かれますが、ブレない生き方に”この人は本物だ”と世間が気付き、正しく評価され始めたということでしょう。とくに江頭はぶっとんだ芸風と素顔が真逆。実は真面目で男気のある人間だということが、SNSの目撃情報などで広まった。東日本大震災の時にボランティア活動を行ったことを長い間、隠していましたからね。キャラで嫌われ芸をやっているのかどうか判断できるくらい、視聴者の眼が肥えてきている証拠でしょう」(制作会社ディレクター)

お見送り芸人しんいち(38)や、『とろサーモン』の久保田かずのぶ(43)のように不倫報道や暴言騒動のインパクトが強く、”実は良い人”エピソードが出てこないために”低好感度”のままの芸人たちにも歓迎される舞台がある。

「たとえば『水曜日のダウンタウン』(TBS系)。嫌われ芸人の使い方が抜群に上手いですよね。しんいちもドッキリ企画等で出ていますけど、嫌われ芸人が拉致監禁されたり、怖い先輩に追い込まれたりする姿を見せることで、視聴者はカタルシスを感じるのです」(キー局プロデューサー)

大事なのは、しんいちや久保田のように賞レースで優勝できるような実力があること。あるいは、『コロコロチキチキペッパーズ』のナダル(38)のようにリアクションが面白いことだ。

「激怒したり、本気でウソをついたり、ナダルは素で面白いので、起用したがるテレビマンが多い。8股騒動や未成年との交際疑惑など、スキャンダルまみれだった狩野英孝(41)もそう。言動が神懸った面白さで”撮れ高”が高い。需要が絶えませんね」(放送作家)

昨年の『M-1グランプリ』は、毒舌芸を炸裂させた『ウエストランド』が優勝。”低好感度芸人”たちの躍進が目立っている。そんな彼らに最もフィットするのが、やはりドッキリ企画だという。

「本当に悪い奴でも、意外に良い奴でも、リアクションさえ面白ければOK。出演オファーが増えます。嫌われ芸人にとって試金石となるので、ドッキリ企画のオファーを歓迎するマネージャーは多い。MCの芸人イジりがうまい『水ダウ』や『ロンドンハーツ』(テレビ朝日系)のドッキリ企画はとくに歓迎されますね」(同前)

嫌われるのも芸のうち、なのである。

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