<figure id="attachment_312809" aria-describedby="caption-attachment-312809" style="width: 795px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="f1a5423c"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2023/05/2899644ef7ac62be5c8bc3321195c345.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-312809" class="wp-caption-text">書類送検された埼玉西武ライオンズの山川穂高（写真：産経新聞社）</figcaption></figure>
<p>ワールド・ベースボール・クラシック（WBC）の優勝メンバーで、知人女性への強制わいせつ疑惑が報じられた埼玉西武ライオンズの山川穂高が23日、書類送検された。FNNプライムオンラインなど各メディアの報道によると、起訴を求める「厳重処分」ではなく、判断を地検に委ねる「相当処分」の意見を付けたという。</p>
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<p>５月11日、『文春オンライン』が伝えた内容によると、山川は昨年11月、東京・港区のホテルで、20代の知人女性に対してわいせつな行為をした強制性交等の疑いがもたれている。手荒く扱われた女性は出血し、山川に対して処罰感情を持ったため被害届を提出した。</p>
<p>一方、山川は女性と男女の関係にあったことは認めたものの、報じられている「無理矢理」という部分は強く否定。警視庁は、女性と山川の両者から任意で事情を聴くなど慎重に捜査を進めてきた。</p>
<p>起訴されるのか。不起訴に終わるのか。ある球界関係者はこう明かす。</p>
<p><span class="strongInContent">「起訴されたら西武は山川を解雇するでしょう。不起訴になっても、今年の契約形態をそのまま続けるとは考えづらい。山川とともに再起を図る、と西武球団が考えたとしても、育成契約に格下げするしかないでしょう。</span></p>
<p><span class="strongInContent">最悪、解雇になった場合、コンプライアンス、ハラスメントに敏感な今、日本の他の11球団はどこも獲得に乗り出さないと思います。かといって、アメリカでプレーを続けられるか、といったらそれも簡単ではない。今季、DeNAに加入したバウアーのケースがありますから」</span></p>
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<p>トレバー・バウアーがドジャースに在籍していた&#8217;21年、ある女性が性行為中に暴行を受けたとして告発。バウアーは出場停止処分を受け、その後の捜査によって、事件は証拠不十分で不起訴となった。法的に問題はなくなったものの、ドジャースはバウアーとの契約を解除し、メジャーリーグの他の球団も獲得に動かなかった。前出の関係者が続ける。</p>
<p><span class="strongInContent">「アメリカもハラスメントには厳しい姿勢を見せています。ですから、山川が野球を続けたいからといって簡単には受け入れてもらえないでしょう。そうなると、国内なら独立リーグ、海外であれば台湾や韓国が選択肢となると思います」</span></p>
<div data-friday-nextpage-lead="ロッテ退団後、清田の新天地が決まらなかった背景"></div>
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<p>独立リーグは、プロ野球12球団が所属する日本プロ野球機構（NPB）とは別組織の団体が運営し、日本には５つの地域にそれぞれ地域リーグがある。&#8217;05年に発足した時はアマチュアだったが、&#8217;09年からはプロ扱いとなった。</p>
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<p>かつては12球団で戦力外になったベテラン選手の受け皿のような存在だったが、首位打者にまでのぼりつめ、最多安打、ベストナインにも選ばれたロッテ・角中勝也（元高知）、WBCの中継ぎ投手として活躍した阪神・湯浅京己（富山）のように、活躍する選手も続々台頭し、プロを目指す予備軍になっている。</p>
<p>山川が解雇の事態に陥り、12球団どこも受け入れ先がない場合、独立リーグは心身共に出直すには格好のリーグだと思われるが、獲得に乗り出すチームがすぐに現れるか、といったら簡単ではないという。独立リーグ所属のある球団首脳がこう明かす。</p>
<p><span class="strongInContent">「山川選手ほどの実績があれば、戦力だけのことを考えれば、獲りたいと思う球団はたくさんあるでしょうし、NPBの12球団に比べれば手を挙げやすいかもしれません。でも同じく女性問題をきっかけに&#8217;21年に千葉ロッテマリーンズを解雇された清田育宏選手が現役続行を希望しながらなかなかチームが決まらない時、（独立）リーグのほうから独立リーグ所属のチームに『できることなら（清田を）獲得しないことが望ましい』という要望が出されていたんです。あくまでもリーグ側の希望なので拘束力はなかったんですけどね」</span></p>
<p>清田は&#8217;21年１月、女性との不倫をFRIDAYに報じられ、新型コロナウイルス感染防止のため「部外者との会食禁止」と定めた球団ルールを破ったことや、虚偽の報告をしていたことが次々に発覚。度重なる背信行為を重く見たロッテは同年５月、清田との契約を解除した。</p>
<p>その後、清田獲得に動く球団は現れず。「契約解除処分は解雇権の乱用だ」としてロッテを相手に9700万円の損害賠償を求める訴訟をおこしたが、今年に入ってロッテと和解。３月に独立リーグの埼玉武蔵ヒートベアーズに加入した。</p>
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<p>その清田に比べ、山川が女性に対して行ったと報じられている行為は警察沙汰になっており、はるかに印象が悪い。独立リーグはNPBほどの事業規模ではないが、スポンサーの支えがあって野球ができる環境が整えられている事情を考えると、山川に対しても「獲得しないで」という異例の要望が出される可能性は十分あるのだ。</p>
<p>山川と女性の間に「同意」はあったのか。何が事実であるかは、検察の判断に委ねるしかない。ただ、山川が自ら取った行動によって野球そのものを今まで通り続けられる可能性が予想以上に狭まろうとしていることは間違いない。</p>


書類送検された埼玉西武ライオンズの山川穂高（写真：産経新聞社） ワールド・ベースボール・クラシック（WBC）の優勝メンバーで、知人女性への強制わいせつ疑惑が報じられた埼玉西武ライオンズの山川穂高が23

書類送検の西武・山川　最悪解雇の場合でも独立リーグが簡単に手を差し伸べない「異例の要望」の存在

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