日本は『LGBT理解増進法』成立…女優・ジョディ・フォスターが〝妻〟と息子を連れて「NY散策」姿
ハリウッド女優のジョディ・フォスターが、5月30日(現地時間)に同性婚をした妻のアレクサンドラ・ヘディソンと21歳になる次男のキットを連れてニューヨークで外出する姿を目撃された。英紙デイリー・メール(電子版)が報じた。
フォスター一家は、マンハッタンのウエストビレッジ地区からミッドタウン・マンハッタンのロックフェラー・センターまで、長い道のりを歩いた。
「記事によれば、長身のキットは、母親のジョディを圧倒するほど目立っていたそうです。ジョディは、真っ白なTシャツにグリーンのパンツ、頭には鮮やかな黄色の帽子をかぶりサングラスというカジュアルなスタイルで登場。飲み物を持ち帰るため、多くの店先に立ち寄ったそうです」(女性誌記者)
ジョディがアレクサンドラと同性結婚をして、幸福な家庭を築くまでには波乱万丈のドラマがあった。
ジョディは、未婚のまま‘98年に長男チャールズ、‘01年に次男キットを出産したが父親の名前は公表していない。当時、米芸能週刊誌に父親の名前をめぐって腹心の男性プロデューの名前が取りざたされたこともあった。
ジョディは女性映画プロデューサーのシドニー・バーナードと15年間連れ添った後、‘08年5月に破局している。‘07年にロサンゼルスの式典で「いつもそばにいてくれる美しいシドニーに感謝します」と語り、レズビアンをカミングアウトしたと報道された。
「ジョディといえば、ロバート・デ・ニーロ主演の『タクシードライバー』(‘76)で12歳の少女娼婦を演じて注目されアカデミー賞助演女優賞にノミネート。『告発の行方』(‘88年)と『羊たちの沈黙』(‘91年)で2度アカデミー賞主演女優賞を受賞しています。
彼女はセシル・B・デミル生涯功労賞を受賞した‘13年のゴールデングローブ賞授賞式に、キットとチャールズを招待しています。そこには、シドニーも出席していましたね」(映画ライター)
受賞スピーチで、ジョディは息子たちを「素晴らしい存在」と呼び、「呼吸する理由、進化する理由」などと語った。ジョディは息子たちがハリウッドのスポットライトを浴びないように最善を尽くしてきたという。
シドニーと別れた後、ジョディは‘09年にサイコスリラー映画『The Brave One』の撮影中に出会った脚本家兼プロデューサーのシンディ・モートと短期間交際。その後、アレクサンドラと交際し‘14年に同性結婚した。
家族と過ごすジョディは、至福の時を過ごしているようだったという。
16日には『LGBT理解増進法』が成立した日本。いまだに同性婚を法的に認めようとしない日本の一部の政治家は、ジョディ一家から学ぶことがあるのではないだろうか――。
- 文:阪本 良
- PHOTO:Backgrid/アフロ