文春記者に直電した広末涼子…事務所への〝反乱〟で彼女が「したかったこと」
〝広末涼子の乱〟の波紋が広がっている――。
週刊文春にミシュラン1つ星店のオーナーシェフ・鳥羽周作氏との不倫を報じられた広末は、所属事務所「フラーム」から無期限謹慎処分を課された。直筆の謝罪文で
《この度は、私、広末涼子の軽率な行動により、たくさんの方々にご迷惑とご心配をおかけしてしまったことを深く、心よりお詫び申し上げます》
と述べ、鳥羽氏の家族に向けても
《鳥羽様のご家族に悲しい思いをさせてしまったこと、辛い気持ちにさせてしまったことを何よりも申し訳なく思っています》
とコメント。文面からして不倫を反省し、甘んじて処分を受けるかのように見えたが……。
6月22日発売の文春では、広末が記者に〝直電〟し、胸の内を明かしたことが報じられた。
「広末さんから電話があったのは文春発売2日前の6月20日。対応した記者もまさか広末さん本人から電話がかかってくるとは思いもよらず、驚いたそうです」(ワイドショー関係者)
文春記者の電話番号は不倫相手の鳥羽氏から聞いたそうで、この時点で2人が現在も親密であることがわかる。
その広末の直電内容もイマイチ要領を得ない。フラーム社長の井上義久氏について
「あの人(井上氏)以外と仕事をするつもりもなくて、もしも井上と仕事をしないのであれば、この世界、この業界を去る時かなと」
としつつも
「(今は)信頼はしていないんですけど」
と答えている。鳥羽氏との不倫についても
「確かに今回のことは私の順番が間違っていて、私の引き起こしたことで沢山の方に迷惑をかけてしまった」
と語る場面があり、夫キャンドル・ジュン氏と離婚していれば〝こんなことにならなかった〟と考えているフシがある。
また、フラームの後輩女優・戸田恵梨香、唐田えりか、有村架純の名前を出し
「うちの会社のスタイルとして、今までもそうでしたけど、守っていけるのかって思った時に凄く不安になったんですね」
と意味深に語る場面もあった。
結局、広末は所属事務所まで批判しておいて、何が言いたかったのか……?
スポーツ紙の芸能担当記者は、
「俳優やタレント本人が〝本音〟を公に発信できるシステムにすべきということのようです。フラームは基本的にマスコミには〝塩対応〟。記者から事実確認の〝当て〟があった時も必要最小限の回答しか出しません。
余計なことを言うと、騒動が拡大するとわかっているからです。今回も関係各所への謝罪と、広末さんの処分について公表しただけで、不倫については触れていません」
と指摘する。
これに納得いかなかったのが広末だ。最初の文春報道後、広末は事務所社長と鳥羽氏の三者でリモート会議を行ったという。
「事務所としてはその場で2人の関係を清算しようと考えていたが、実際はそうはならなかった。広末さんは鳥羽氏とは色恋を超えた、男女のキズナがあると真剣に説明していたそうです。
鳥羽氏も同じで、2人に『別れる』とう選択肢はなかった。広末さんはそうした経緯を公にしたかったが、事務所は認めず、最終的には事務所主導の声明文に。広末さんはそうしたありきたりの事務所対応に納得がいかないようです」(同・スポーツ紙記者)
たしかにSNS時代となり、芸能プロダクションの〝在り方〟が問われている。大手プロに所属しても、管理され、自分らしく生きることができないと閉塞感を感じ、独立するケースも増えている。
「だからといって、広末さんが事務所をすっ飛ばして文春記者に電話するのはいかがなものか。何より、大前提に不倫があるわけですから、いくら熱く語ろうと、世間の支持を得られるかどうかわかりません。事務所に不信感をあらわにしたことで、長年在籍したフラームとの関係にも亀裂が入ったのではないでしょうか」(芸能プロ幹部)
広末が提唱した新時代のスキャンダル対応。これに呼応する者はほとんど聞かれない。〝広末の乱〟は事態をややこしくしただけだったようだ――。
- PHOTO:島 颯太