「結婚して一皮剥けた…」 ″人妻″になった新垣結衣が見せた「癒やし系女優の新境地」
人物ワイド「初夏のスターたち」
来年公開予定の映画の撮影真っ最中 これまでのイメージとは違うクールな役を熱演

肩から高級スーパーのエコバッグを提(さ)げ、ワイドパンツに両手を突っ込んで歩く女性。ボサボサヘアスタイルは″癒(い)やし系″とはほど遠いが、遠目からでもよく分かる透明感――女優の新垣結衣(35)だ。隣には夏帆(32)の姿もある。
梅雨晴れの昼下がり、和田堀公園内(杉並区)では来年公開予定の映画『違国(いこく)日記』の撮影が行われていた。二人が公園を歩いていると夏帆が誰かに向かって手を振り、女子学生が走ってくるシーンだ。主演の新垣は、35歳の小説家役を演じる。
メディア文化評論家の碓井広義氏は、「新垣は結婚して一皮剥(む)けた」と評した。
「『逃げ恥』(TBS系)の自由奔放な妄想女子を演じた彼女が、『風間公親—教場0—』(フジテレビ系)では重いシングルマザー役を見事に演じ切った。地に足の着いた演技や表情の豊かさなど、大人の女性としての成熟を感じました。その背景には、結婚して家庭を持ったことがプラスに働いているのでしょう」
役幅が広がる一方で、何度か″妊娠疑惑″が取り沙汰されているが……。
「昨年12月に『鎌倉殿の13人』(NHK)のイベントに出席した際、ボディラインを隠すような服を着て『妊娠では?』と話題になりました。今年2月には、復刻時からイメージモデルを務めたアサヒ生ビールとのCM契約が終了。一気に妊娠説が浮上しました。結婚発表から2年経ち、子供を欲しいと思うのは自然でしょう。実際に彼女は仕事をセーブしたり、過去のインタビューで子育てについても言及しています。ただ、今はドラマや映画の主演など女優業が波に乗っている。長い休みを取るのはもう少しだけ先かもしれません」(広告代理店関係者)
女優としての新境地を開拓した″人妻″ガッキー。今後の人生にも着目したい。




『FRIDAY』2023年7月14・21日合併号
次の記事はこちら #3 新垣結衣の大ヒットドラマ『逃げ恥』SP版に期待したいこと
PHOTO:村田義人