<figure id="attachment_329874" aria-describedby="caption-attachment-329874" style="width: 1357px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="1a6937ee"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2023/09/1b6416fcc8a2cf6201a8309de57b4b25.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-329874" class="wp-caption-text">〝ジャニーズ忖度〟について『ミヤネ屋』で懺悔した宮根誠司（‘14年）</figcaption></figure>
ジャニーズ事務所創業者・故ジャニー喜多川氏の〝性加害問題〟が新局面を迎えた――。
<div data-friday-ad-slot="AD_inArticle"></div>
外部専門家による再発防止特別チームが７月29日、都内で故ジャニー喜多川前社長の性加害問題について調査報告の会見を行った。ジャニー氏の性被害は
「少なく見積もっても数百人の被害者がいる」
とし、事務所に対して性加害を事実と認めて謝罪し、金銭的賠償を含む救済措置を考えることを促した。
さらには、ガバナンス不全の最大の原因の一つに同族経営の弊害を挙げ、
「ジュリー氏が経営トップのままでは、社員、役職員の意識を根本から変え、再出発を図ることは極めて困難だ」
として、解体的出直しを図るためにもジュリー氏の辞任も提言した。
「特別チームがジュリー氏の辞任まで踏み込んだことに驚きの声も上がりましたが、もともとジュリー氏は退任の意思を示していたとされます。
むしろ、これ以上針のムシロになるよりは身を引いた方が得策かもしれません。９月７日に行われるジャニーズ事務所の会見にもジュリー氏は出席しないのではないか」（事情を知る芸能プロ関係者）
同報告書では一部マスメディアに対し
<div data-friday-ad-slot="AD_inArticle"></div>
「ジャニー氏の性加害を取り上げて報道するとジャニーズ事務所のタレントを番組に出演させたり雑誌に掲載したりできなくなるのではないかとの危惧から報道するのを控えていた状況があったのではないか」
「マスメディアがジャニー氏の性加害について沈黙していたことからジャニーズ事務所が自浄能力を発揮することなくその隠ぺい体質を強化していった」
と責任を問う意見も上がった。
<div data-friday-nextpage-lead="宮根がテレビで語った〝驚きの言葉〟とは……"></div>
これに『情報ライブ　ミヤネ屋』（日本テレビ系）の宮根誠司は30日放送回で、性被害者の元ジャニーズＪｒ．の橋田康氏を前に
「マスコミも含めて、我々も橋田さんとかに謝らなきゃいけない立場だと思う。ジャニーズ事務所にいるタレントさん、アーティストさんがたくさんいて、テレビに出てもらいたい。なぜかというと視聴率がとれるから。
疑惑があったり、暴露本が出たり、週刊文春が特集したりした時に、我々は積極的にというか、ほとんど取り上げませんでした」
と告白。その上で
「我々は橋田さんはじめ被害にあった方にマスメディアとして謝らなきゃいけないんじゃないかな。僕も喋る資格があるのかな、と思っちゃったりもするんです」
と複雑な心境を明かした。
<div data-friday-ad-slot="AD_inArticle"></div>
ここまで踏み込んだ宮根にはＳＮＳ上で
《よく言った》
《やっぱり共犯か》
《宮根、こんなこと言って大丈夫か？》
とさまざまな意見が寄せられている。
「ミヤネ屋はジャニーズの性加害問題をこれまでも積極的に取り上げ、８月30日放送では番組の大半をこの問題に費やしました。
ミヤネ屋といえば、旧統一教会問題でもイケイケだったことで知られます。他局がジャニーズの性加害問題の扱いを必要最小限にとどめているのとは対照的に、ミヤネ屋は忖度なしでやっていくようですね。ネット上でも『信じられるのはミヤネ屋だけ』と好評のようです」（テレビ局関係者）
対照的に煮え切らないのが、ジャニーズ事務所と昵懇のスポーツ紙だ。とりわけ、スポーツニッポン、日刊スポーツ、スポーツ報知、サンケイスポーツ、デイリースポーツ、東京中日スポーツの朝刊６紙は嵐が過ぎ去るのを待つがごとく、息をひそめている。
「マスコミ批判につながるような〝こたつ記事〟は一切配信していない。宮根アナの発言も朝刊スポーツ紙はほとんど取り上げていないのでは？
自分たちに火の粉が飛んでくるのを恐れていますからね。ここまでジャニーズ事務所が増長したのはスポーツ紙の影響も大きいですよ」（スポーツ紙記者）
朝刊スポーツ紙もテレビ同様、ジャニーズタレントのインタビュー記事で売り上げを伸ばしている。
「基本ノーギャラです。さらにジャニーズ仕切りの〝あごあし出張〟ではジャニーズメンバーと酒席を共にし、メンバーにお酌してもらうこともある。こんな体質が染みついているのですから、今さら批判に回ることなんてできませんよ」（同・スポーツ紙記者）
ＮＨＫと民放キー局は特別チームの調査結果を受け、声明を発表した。スポーツ紙で同様の対応をした社は現時点でない。
このまま向き合わずに〝沈黙〟を続けるつもりなのか――。

川崎 侑弥

ジャニーズ性加害問題についての外部専門家による「再発防止特別チーム」がマスコミの沈黙を指摘したことについて、『ミヤネ屋』宮根誠司はマスコミの忖度を懺悔したが……

『ミヤネ屋』宮根誠司〝ジャニーズ忖度〟懺悔が大反響に対し、〝沈黙〟守るスポーツ新聞の「弱腰ぶり」

あなたへのオススメ

関連記事