ジャニーズ性加害報道で評価は二分…〝株上げた〟宮根誠司、小川彩佳〝下がった〟関口宏と『爆笑』太田 | FRIDAYデジタル

ジャニーズ性加害報道で評価は二分…〝株上げた〟宮根誠司、小川彩佳〝下がった〟関口宏と『爆笑』太田

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ジャニーズ性加害報道で株を上げた、宮根誠司(左)と小川彩佳(右)だが……
ジャニーズ性加害報道で株を上げた、宮根誠司(左)と小川彩佳(右)だが……

ジャニーズ事務所創業者・ジャニー喜多川氏の性加害問題をめぐり、メディアの対応が問われている。ジャニーズ事務所はいよいよ9月7日に初の記者会見を行う。日本のみならず世界が注目する会見になること必至だ。

他方、ジャニー氏の行為を黙認してきたメディアの責任も大きい――。

各テレビ局はここにきてこぞってコメントを発表。各番組のキャスターも自身の見解を述べる機会が増えている。

中でも〝忖度なし〟の言葉を並べたのが『情報ライブ ミヤネ屋』(日本テレビ系)の宮根誠司だ。

8月30日放送の同番組でテレビが黙認してきた理由について

「ジャニーズ事務所にいる優秀なタレントさん、アーティストさんがたくさんいて、テレビに出てもらいたい、なぜかというと視聴率もとれるから。疑惑があったり、暴露本が出たり、週刊文春が特集したりした時に、我々は積極的にというか、ほとんど取り上げませんでした」

とド直球で答えた。その上で

「被害にあった方にマスメディアとして謝らなきゃいけないんじゃないかな。僕もしゃべる資格があるのかな、と思っちゃったりもするんです」

と吐露した。

『news zero』(日本テレビ系)の有働由美子キャスターも、8月29日放送回で

「メディアに身を置くひとりの人間として、こうして指摘を受ける前に行動を起こさなかったことを恥ずかしいと思っています」

と懺悔。続けて

「今日、マスメディアの沈黙と指摘されましたが、私も含めたメディア一人ひとりに突きつけられている問題です。なぜ沈黙してしまったのか、重く問われているとともに、覚悟のもとに向き合っていきたいと思います」

と話した。

このほか、世間が一定の評価を与えるのはフリーアナウンサーの膳場貴子。2日放送のTBS系『報道特集』で、再発防止特別チームの提言を受け

「今回の調査報告では性加害に遭った人が少なくとも数百人に上ること。そして現社長であるジュリー氏は、20年以上前には性加害疑惑を認識していたと認められることが明らかになりました」

と指摘。続けて

「来週7日のジャニーズ事務所の会見には、藤島ジュリー社長本人が出席して実態を語る責任があると思います」

と断言した。

同じくTBS系の『news23』の小川彩佳アナはいち早くこの問題における立場を鮮明にした。5月11日放送回で小川アナは、元ジャニーズJr.のカウアン・オカモト氏らが〝顔出し告発〟したことについて

「果たして、報道機関がどれだけこうした被害を報道してきたのか。少なくとも私たちの番組では取材してこなかったという現状があります。カウアンさんの発言は非常に重く、この言葉には向き合わなければならないと感じています」

と意思表明した。

対照的に、ヒドかったのは3日放送の同じくTBS系の『サンデーモーニング』で、この件に触れた関口宏だ。

「どこへ落ち着くのかという方向性が非常に難しい問題だと思っています」

と評した上で

「こんな大きなこととは思ってなかった。つまり認識不足が僕の中にもあったんじゃないかな。これは反省をしております」

とコメント。聞きようによっては、状況は把握していたものの〝たいした問題ではない〟と考えていたと白状したようにも受け取れる。

「関口さん世代の人なら、ジャニー氏の疑惑はみんな見聞きしている。何なら酒席でネタにしていたほど。そうした時代を生きてきた人だけに、時代の変化に取り残されてしまったのでしょう」(テレビ局関係者)

関口よりもある意味、ヒドかったのがお笑いコンビ『爆笑問題』の太田光だ。3日放送の『サンデージャポン』(TBS系)でこの問題に触れ

「人気商売だし、タレントの問題だから、どうしたって、ワイドショー的にスキャンダラスにゴシップ的に話が進んでしまうけど、一方で、もうちょっと冷静に、粛々と、法的にどうだったのか」

と何やら怪しい方向に話が進み始める。続けて

「ジャニーさんが暴露本を出された当時の法整備がどの程度あったのか。被害をマスコミじゃなくて法的に訴える手段が法的に整備されていたのか。ジャニーさん自身が犯罪だと認識していたのか」

と問題提起。最後は

「ジュリーさんをかばうわけじゃなくて、彼女が素直にしゃべれる環境を今、つくれるというのが一番、根本の解決になる。再発防止というけど、ジャニーさんはもうなくなっていて、再発防止というより、過去から現在にいたるまで何があったのか、冷静に淡々と追及していくことが大事」

と語った。

これにはネット上でも

《トンチンカンな理論》
《何が言いたいのか》
《何でも逆張りするのは良くない》

など、散々な言われようだ。

これに太田を知る関係者は

「いい加減なキャラクターに見えて、太田さんは勉強熱心。ただ、哲学者のように真理を追い求めてしまうので、テーマが〝明後日の方向〟に行ってしまうんですよね。誰よりもジャニーズ問題の行く末を気にしているとは思いますが……」

と語る。

一連の性加害問題は各番組キャスターの〝器〟を見極めるリトマス紙の役割を果たしたようだ――。

  • PHOTO川崎侑弥(宮根)、西原秀(小川)

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