「体制への不満」だけじゃない…令和の米騒動など続々と 立浪ドラゴンズから「情報流出」が相次ぐワケ | FRIDAYデジタル

「体制への不満」だけじゃない…令和の米騒動など続々と 立浪ドラゴンズから「情報流出」が相次ぐワケ

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秋季キャンプを見守る中日の立浪監督(PHOTO:共同通信社)
秋季キャンプを見守る中日の立浪監督(PHOTO:共同通信社)

楽天の安楽智大の”パワハラ疑惑”など、オフシーズンに入っても話題に事欠かないプロ野球。今年のオフは比較的穏やかだが、シーズン中にプレー以外でも注目を大きく集めたのが立浪和義監督率いる中日ドラゴンズだ。

「8月に立浪監督が『白米の食べすぎで選手の動きが鈍くなった』と判断して、食堂から炊飯器の撤去を命じたとされる“令和の米騒動”事件が起きました。同じ8月には近藤廉投手が10失点をしながら交代指示が出されない“晒し投げ”も話題になった。横浜のトレバー・バウアーも自身のYouTubeチャンネルで『本当にかわいそうだと思った』とコメントしました」(スポーツ紙記者)

特に米騒動事件は、報道当時はネット上でも〈さすがにこれはガセネタではないか〉という声もあった。しかしその後、証拠写真が報じられたり、タレントの稲村亜美が立浪監督に直撃し「ホンマよ」などと回答を得たことをラジオで語るなど、おおむね事実であることが明らかになっている。

「チームの内部事情が流出したのは“米騒動”だけではありません。立浪監督のことを揶揄した、アニメ『タッチ』の替え歌を選手たちがロッカールームで聴いて盛り上がったという話や、監督が日ハムから移籍してきた宇佐見真吾の妻が『ももいろクローバーZ』のメンバーであることに腹を立てて『そんなやついらん!』と声を荒らげたことも報じられました。もちろんすべて事実かどうかはわかりませんが、こうしたいわばチームの“恥部”がこれだけ報じられるのは異例のことです」(同前)

これだけの“情報漏洩”が起きている原因のひとつは、チーム内に現体制に対する不満が充満していることで間違いないだろう。チームは2年連続でリーグ最下位に沈み、2軍も投手陣の崩壊などで同じく最下位となった。昨オフから続く強引なトレードや、ドラフトでの“二遊間乱獲”、不可解な“バント連発”など采配に対する不満も渦巻いている。

だが、情報漏洩が続出している理由は、こうした「体制、采配への不満」だけではないという。

「立浪監督自身がかなり“おしゃべり”であることも理由のひとつだと思います。立浪監督は采配の意図から、ドラフト戦略まで、多岐にわたってメディアにコメントします。もちろんリップサービスという意味もあるのですが、今年のドラフトをどうするか、など他球団に知られると不利になるような話までしゃべってしまっているのです。

阪神の岡田彰布監督などは、そのあたりはしたたかで、計算しながら“おしゃべり”をしている。ドラフト前には『キャッチャーは高校生よ。育てんとあかんわ』と高卒捕手の指名を匂わせておいて、ふたを開けたら、育成指名含めて一人も捕手を取りませんでした。立浪監督自身が色々な話をペラペラとしゃべってしまっているので、現体制に不満があるということがあるうえに、チーム関係者全体に『ちょっとぐらいしゃべっても構わないだろう』という空気ができているのだと思います」(スポーツ紙記者)

結局は「監督の問題」だということだろう。ミスタードラゴンズが政権のトップに就いて、来年で3年目となる。現役時代にみせたチャンスに強く、「立浪だったらなんとかしてくれる」とファンから期待された姿を、トップとしても見せてほしいものだが…。

  • PHOTO共同通信社

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