大阪で会える! 女子バレーの元エース木村沙織が働くカフェを発見
彼女はなぜ、喫茶店の店頭に立つのか
いま、バレーボールファンの間でひそかにささやかれている噂があるのをご存じだろうか。女子バレー日本代表の元エース・木村沙織(33)が働くカフェがある、というのだ。いわく、木村はフツーに店頭に立ち、接客もしているという。
実力もさることながら、その可憐なルックスでも絶大な人気を集めた国民的スターがカフェの店員? 訝(いぶか)しみながら本誌は大阪市内にある件(くだん)のカフェを訪問。はたして噂は、本当だった。
「いらっしゃいませ~」
アメリカンな外観が印象的なオシャレカフェに入ると、いきなり木村が現役時代と同じ弾けるような笑顔で迎えてくれた。引退から2年以上が経つが、あの抜群のスタイルはまったく変わっていない。
客と気軽に談笑していたかと思えば、レジにも立つ。まだ慣れていないのか、お釣りの計算に手間取ってはいたが、堂々たる店員ぶりだ。
いったいなぜ、木村沙織がカフェで働いているのか。客がいなくなったタイミングで取材をお願いすると、彼女は快く応じてくれた。
「現役時代からずーっと、カフェをオープンするのが夢だったんです。引退後、実際にイベントでカフェをやったり、バレーの大会でちょっとしたお店をやらせてもらって経験を積んでいました。それで’16年に結婚した元バレーボール選手の夫に相談したら『一緒にやろう』と言ってくれて、実現したのがこの店です。今年9月にプレオープンして、10月1日から正式にやっています」
料理は夫がつくり、木村は主に接客を担当している。営業時間は14~24時。ほぼ毎日、夫婦で店頭に出ているという。カフェをオープンしたことについては、特に告知はしていない。
「ファンの方に来てもらえるのは、もちろん嬉しいです。でもそれよりも、町に馴染んで地域の人たちと交流しながら、みんなが集まれるような場所を私たちは目指しています。実際、外観を見てフラッと入ってくれる方も多くて、それが本当に嬉しいです。女性客だけでなく、男性や子供連れ、おじいちゃんおばあちゃんなど、いろんな層の方が来店してくださるので、毎日『面白いなー』と思って接客しています」
解説やテレビ出演の依頼はいくつかあるが、いまは店に専念したいと語る木村。今後の夢も明かしてくれた。
「現役時代と生活はまったく違いますが、夢だったことが少しずつ形になってきて、すごく楽しいです。この店をもっとしっかりと軌道に乗せて、庭付きの一軒家を建てるのが今後の目標です(笑)。もちろん、バレーはいまでも大好きなので、私なりの形で携わることができたらなとも思っています。たとえば飲食しながら試合を楽しんでもらう企画を考えたりとか、そういう方面からバレー界を盛り上げたいな、と」
引退後、メディアにもほとんど出ることはなかったバレー界のスターは、大阪で新たな夢に向かって歩き出していた。
『FRIDAY』2019年12月6日号より
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- 撮影:加藤慶