歴史を作ったラグビー日本代表 ピッチ外で輝いた「あの男」たち
2019年アクセスランキング ラグビー編
’19年のスポーツ界は、ワールドカップ(W杯)で史上初めてベスト8に進出したラグビー日本代表の快進撃に注目が集まった。日本代表が掲げたチームスローガン「ONE TEAM」は流行語大賞にも選ばれたが、アクセスランキングの上位を占めたのは、彼らの戦いぶり以上に、ピッチ外で起きた出来事だった。
第5位「ノーサイド・ゲーム」アストロズの運営費14億円は本当か?
19年9月20日のラグビーW杯開幕にあわせて放映されたTBSドラマ『ノーサイド・ゲーム』の中で、大手自動車メーカー『トキワ自動車』のラグビーチーム「アストロズ」が「年間14億円」の運営費を全額会社から受けている設定。この資金がなければ、いくらいい成績を収めようが来季、部は存続しないという企業スポーツチームの十字架がはっきりと描かれたが、実際に14億円もかかるのか?を追求したのがこの記事。ドラマで「アストロズ」の指令塔役、浜畑譲役を演じたのは2015年イングランドW杯にも帯同した元日本代表主将の廣瀬俊朗氏。「廣瀬の名前は浜畑に2日(2回分の放送)で負けました」と本人がもらすほど、俳優でのイメージが定着した(9月14日)。
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第4位 ラグビー田村優 南ア戦直前に行きつけ理容室で見せた気さくな姿
ラグビーW杯で日本代表の指令塔をつとめた田村優のオフショット。ファンから声をかけられて気さくに応じる姿に、田村の人柄がにじんだ(11月1日)。
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第3位 ノーサイドゲームの浜畑譲・廣瀬俊朗が始めた「特別なおもてなし」
3位に食い込んだのはまたしてもこの人、浜畑譲こと、廣瀬氏だった。2015年W杯から日本代表を率いたリーチマイケル主将の前任者である同氏は海外での代表戦でスタンドのファンが国歌を大合唱する姿に感動し、「今度は相手国の国歌もみんなで歌ったら、日本流のおもてなしになるんじゃないかと思った」と語る。W杯の大会中、試合前は会話も交わしたことのない見知らぬファン同士が、試合後、ジャージーを交換する光景があちこちで見られたのも、このプロジェクトが一役買ったに違いない(9月13日)。
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第2位 ラグビーW杯 日本代表の「ベストショット」がここに集結!
史上初のベスト8に進んだ日本代表の激闘シーンを43枚掲載。選手と同じピッチレベルで撮影しないとわからない表情や息遣い、熱気が伝わってくる(10月12日公開)。
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第1位 ラグビー日本代表が突如出現!台風被害に苦しむ千葉で復興支援
第1位に輝いたのは、W杯の準々決勝・南アフリカ戦に敗れた後、貴重なオフの合間を縫って有志を募って行ったボランティア活動についての記事だった。日本代表の選手たちにとって、予選プール第4戦となったスコットランド戦は台風の接近で試合の開催が危ぶまれたため、大会中から台風接近に伴う千葉の被害について、気にかけていた。
大会後、堀江翔太が日本代表のLINEグループで千葉でのボランティアを呼びかけたところ、都合がついた松田力也、北出卓也、稲垣啓太、流大、田村優の5人が手を挙げた(日時を間違えた田村はひとりで活動)。ボランティアセンターに登録した5人が向かったのが千葉県富津市のカフェ「えどもんず」。このカフェが日本代表が3月に千葉県内で合宿を張っていたとき、チーム側の要請でコーヒーを出していた縁があった。いろんな偶然が重なってできた巡り合わせに、青山清和オーナーも選手たちも驚きを隠せなかった(10月31日公開)