酒気帯び逮捕の山口達也をそれでも見捨てられないTOKIOの苦悩 | FRIDAYデジタル

酒気帯び逮捕の山口達也をそれでも見捨てられないTOKIOの苦悩

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またも酒がらみの事件で逮捕された山口達也容疑者(‘20年)
またも酒がらみの事件で逮捕された山口達也容疑者(‘20年)

誰よりもショックを受けたのがメンバーだった――。

元TOKIOの山口達也容疑者が9月22日午前、東京都練馬区内で信号待ちをしていた乗用車にバイクで追突。呼気から基準値の約5倍にあたる0・7ミリグラム前後のアルコールが検出され、酒気帯び運転で現行犯逮捕された。

一部メディアでは現場周辺の防犯カメラ、後続車のドライブレレコーダーの映像が繰り返し流されている。山口は蛇行運転を繰り返し、対向車線の車とあわや接触寸前になる場面も。検出されたアルコール数値はビール中瓶7~8本、日本酒7~8合相当の異常値だ。

「深夜帯ならまだしも、午前9時半にこれほどのアルコール数値を検出した例はあまりない。追突された車両には警察官が乗っており、ネット上では『運が悪い』と言われているが、むしろ逆。現場周辺には学校もあり、一歩間違えれば大事故になっていたかもれない」(捜査関係者)

山口と「酒」は切っても切れない関係だ。‘16年に前妻と離婚した際も、会見で山口は「お酒の飲み方とかで……」と暗に離婚原因の1つであることを匂わせていた。

‘18年4月には女子高生への強制わいせつ容疑で書類送検。この時も山口は酩酊状態だった。

事件を受け、残るTOKIOメンバーは謝罪会見を開き、松岡昌宏は「あなたは病気です」と涙ぐんで“宣告”したが、今回の事故でわかる通り、それは当たっていたようだ。

「山口もこのままではマズイと考え、前妻と離婚後に千葉県内の専門クリニックに通院していた。その病院は日本屈指の依存症治療で知られ、通っている間は彼の症状も落ち着いていた。しかし、しばらくして足が遠のき、強制わいせつ事件を起こした。あのまま治療を続けていれば……という思いでいっぱいだ」(山口容疑者を知る人物)

山口が所属していたTOKIOは、長瀬智也が来年3月末でジャニーズ事務所を退所。城島ら残る3人はジャニーズの関連会社「株式会社TOKIO」を設立する。

複数のメディアで報じられている通り、将来的に新会社に山口が合流し、5人のTOKIOが復活するという青写真もあった。しかしそれも今回の事故で台無しに……。山口のTOKIO復帰は完全消滅という見方も多い。

だが、冒頭でも述べた通り、今回の件で最もショックを受けたのはメンバーだった。スポーツ紙記者は、

「怒りよりも、むなしさと悔しさが入り混じっているようだ。山口の前妻と子供2人はハワイに移住し、都内の自宅は売却。現在住んでいるのは板橋区のワンルームマンションで家賃は7~8万円。近所の人に聞き込みしても、ほとんど目撃談は出て来ない。きっと自宅に引きこもり、孤独な時間を過ごしていたのだろう。そのことに気付いてやれなかったメンバーは自省し、後悔している」

と話す。もともと山口はグループ在籍時から精神的な危うさをのぞかせていた。‘18年の事件後、山口は郊外の病院に入院し、そこで「双極性障害」と診断されているが、芸能プロ関係者によると

「アイドル時代にも酒に酔って『俺、いつ死んでもいいんだよ』と話していた」

という。今回の事故でも、普通の人間ならあれだけ酒を飲んでバイクを運転しようとは決して思わない。その一線をいとも簡単に踏み越えてしまうのだから、アルコールに対する過信以上に、自暴自棄になっていた可能性がある。

ジャニーズと親交のある放送作家でコラムニストの山田美保子氏は9月23日放送の『バイキング』(フジテレビ系)の中で次のように語った。

「山口容疑者を支えることができるのはTOKIOではないかなぁ、と。4人が(今回の逮捕で)ソッポを向いたとは思いたくありません」

何度もメンバーを裏切り続けた山口容疑者。TOKIOの決断や、いかに――。

  • PHOTO蓮尾 真司

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