井上咲楽の次に来る「次世代ブレイクタレント」の名前
スタッフは見た!週刊テレビのウラ側
12月1日、ニホンモニターが調査する『2021年タレント番組出演本数ランキング』が発表された。
「今年から男女別での発表が廃止になりました。『バナナマン』設楽統(したらおさむ)(48)や『麒麟』川島明(42)ら、帯番組のレギュラーを持つMCが上位を占める中、フワちゃん(28)が424本で7位、みちょぱこと池田美優(23)が420本で8位にランクインしました。この二人が女性タレントの1位、2位ですね」(スポーツ紙記者)
昨年のランキングでも、フワちゃんが330本、みちょぱが331本と、帯番組のレギュラーを持たない女性タレントとしてワンツーフィニッシュを飾っている。
「バラエティ番組の女性タレント枠はフレッシュさが重要。普通であれば入れ替わりが激しいのですが、新型コロナの影響で、今年は業界全体が安パイなキャスティングに終始しました。その影響でしょうね。スタジオに呼べるタレントの数自体、まだ制限がかけられているので、確実に結果を出せる人が優先されるわけです。フワちゃんたちは旬が1年長引いた感じなので、来年が正念場になるでしょう」(キー局プロデューサー)
’21年の「ブレイクタレント」のランキングも発表された。賞レースなどで結果を出したお笑い芸人が上位を占める中、女性タレントで唯一ベスト10入りしたのが井上咲楽(さくら)(22)だった。
「ゲジゲジ眉が売りの個性派タレントでしたが、バラエティ番組の企画で眉毛をカットしたところ、本来の美女ぶりが全国ネットで周知されました。グラビア、女優デビューも果たすなど、仕事の幅を広げましたね。川島が大喜利の能力を評価した『NMB48』の渋谷凪咲(なぎさ)(25)もバラエティ番組のオファーが増えています」(制作会社ディレクター)
2022年のブレイク候補として期待されているのが男女コンビの『蛙亭』だ。
「10月に行われた『キングオブコント2021』(TBS系)では、最も不利とされるトップバッターながら高得点を叩き出した。ファイナルステージには進めませんでしたが、″出番順によっては優勝もありえた″と評価が高く、オファーが激増しています。とくにイワクラ(31)は今年の『M-1グランプリ』優勝候補の『オズワルド』伊藤俊介(32)らと一軒家で同居するなどネタが多い子なので、スケジュールの争奪戦になっていますね」(放送作家)
ブレイクタレントランキングには『有吉の壁』(日本テレビ系)で再ブレイクを果たした、もう中学生(38)も10位に入っていた。前出のプロデューサーは「リバイバルブームは今後も続く」と言う。
「コロナの余波で制作費が減らされ、攻めた企画が立てづらい状況。新しいスターを発掘しようという番組は少ない。ギャラは安いが知名度のある再ブレイク組は重宝されています。『ジョイマン』ら一発屋たちが近年、起用されているのは、まさにこの流れ。『おかずクラブ』のオカリナ(37)は黙々と食事をするだけのYouTubeチャンネルがウケて、CMをゲット。オカリナはドラマ『おっさんずラブ』の”沼”にハマったエピソードなど、”推し活”トークができるのも強みで、再び露出を増やしている」
次世代スターが誕生するのは、コロナ後になりそうだ。
『FRIDAY』2021年12月24日号より
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- PHOTO:小松寛之