会員制バーに200人集結…「医者限定秘密年末パーティ」に潜入!
年収自慢をする男性陣とそれに群がる女性たち 恵比寿の会員制バーに200人が集結
昨年12月下旬、夜8時の東京・恵比寿(渋谷区)。駅近くの繁華街の一角に、次から次へと人が入っていく雑居ビルがあった。男性はラフな服装からスーツ姿までさまざまだが、女性は真冬にもかかわらず一様にタイトなワンピースやミニスカートなどセクシーな出(い)で立ちである。
この夜、ビルに入る会員制バーで行われていたのは、「医者限定シークレットパーティ」なるイベント。医者の男性と、彼らとつながりを持ちたい女性が集まってきたというわけだ。
オミクロン株も出現し、世間ではコロナ再拡大への懸念が高まっている。そんな時期に医者が集まってどんなパーティを開いているのか。パーティの情報をキャッチした本誌は、潜入取材を試みた。
会員制バーの重々しい扉を開くと、受付の男性がおり、まずはそこで会費1万円を支払って入店した。
「パーティは完全招待制です。会費は1万円で飲み放題プラス軽食付き。3万円を支払えば、AV女優やグラドルと飲めるVIPルームにご案内できましたが、あいにくもうVIPの予約は埋まってしまっています」(参加していた医者)
どうやら、医者しか入れないLINEグループがあり、そこにパーティの案内が届くというシステムのようだ。女性側は、男性が呼んだ子もいれば店側が招待した子もいるという。
いざ店内へと足を踏み入れると、そこには驚きの光景が。30坪ほどの店のなかは人、人、人……。約200人はいるだろうか。並べられたソファに密着して座るだけでは入りきらず、立っている者も多かった。とにかく、完全に密である。
参加者の比率は医者男性が3割程度、女性が7割を占めている。男性は30〜50代と年齢層にばらつきがあるが、女性はほとんどが20代と見受けられた。
必然、一人の医者男性に対し2〜3人の女性が群がるという構図がそこかしこでできあがっていた。
「いまは病院勤務だけど、実家が開業医で近々継ぐ予定なんだ。年収は5000万は確実に超えると思う」
と男性医師が言えば、
「すご〜い!」
と女性陣が嬌声を上げる。内科や整形外科、歯科など医者たちの専門はそれぞれ違うようだが、聞こえてくる会話はほとんどが自慢とそれに大げさに感嘆する女性のリアクションばかりだ。
本誌記者のところにも何人かの女性が寄ってきたため、声をかけてみると、女子大生やOLだという。「楽しそうだったから来てみた」と、レオタード姿で異彩を放っていた都内有名私大の女子大生は語っていた。
夜8時に始まったパーティは11時に終了。グループで2軒目に行く者、気に入った女の子と連れ立って夜の街へ消えていく者……。医者たちはそれぞれの二次会へと繰り出していった。コロナと最前線で戦う医者たちにも、たまの息抜きは必要ということか。

『FRIDAY』2022年1月28日号より