篠原に米倉…ネットフリックス作品で「評価を上げた人、下げた人」
スタッフは見た!週刊テレビのウラ側
篠原涼子(48)が主演を務めるNetflixドラマ『金魚妻』が世界190ヵ国で配信され、直後に日本で1位。世界ランキングでもベスト10入りした。
「タワーマンションに暮らす6人の人妻の不倫愛を描き、篠原や長谷川京子(43)らのラブシーンも売りの1つです」(スポーツ紙芸能担当記者)
撮影は昨年春から夏にかけて行われ、「篠原は相当な覚悟を持って撮影に臨んだ」と広告代理店関係者は言う。
「昨年7月に市村正親(73)との離婚を発表。家庭より仕事を選んだわけですから、離婚を経て一皮むけた姿を見せたかったのでしょう。地上波では難しい大胆な濡れ場にトライしましたが、誤算だったのが、離婚後に報じられた韓国のアイドルグループ『SUPERNOVA』のグァンス(34)との不倫疑惑。不倫する妻役が妙に生々しくなってしまうと、当初の予定より演出がトーンダウンしたといいます。脚本がイマイチだったこともあって、その後は順位を落とし、視聴数も伸び悩んでいます。このままでは中途半端に脱いだ”黒歴史”になりそうです」
米倉涼子(46)もNetflixの話題作で主演を務めながら、一部で評価を下げてしまった。
「今年1月に配信された『新聞記者』は、人気シリーズ『ドクターX』の撮影を1年見送って挑んだ意欲作でしたが、モチーフとなった森友学園国有地売却事件の遺族の意向を無視して制作が進められたことで、ミソがついてしまった。
米倉がこの作品の出演オファーを引き受けたのは大手芸能事務所『オスカープロモーション』から独立した直後。高額ギャラに加え、『ドクターX』に続く代表作となる可能性を秘めていたことが決め手となったようですが、同作品が制作前から遺族とモメていたのは有名な話。実際、出演が予定されていた小泉今日子(56)はトラブル発覚後に降板しています。
独立後しばらくしてから、米倉は前の事務所でチーフマネージャーを務めた男性を招聘(しょうへい)していますが、最初から彼が付いていれば、作品選びに失敗しなかったかもしれませんね……」(芸能プロ幹部)
公式発表前なのに、キャスティングを巡って炎上しているのが、ダンプ松本(61)をモデルにした『極悪女王』だ。
「45㎏の減量に成功したゆりやんレトリィバァ(31)がダンプ松本役。ダンプたち『極悪同盟』のライバル『クラッシュギャルズ』を唐田えりか(24)と剛力彩芽(29)が演じる、と報じられただけで女子プロレスファンらから、ブーイングされました」(制作会社ディレクター)
一方、Netflix作品で評価を上げた俳優もいる。’20年に配信された『今際の国のアリス』に出演した土屋太鳳(27)と山﨑賢人(27)だ。
「世界的に評価が高く、今年12月にシーズン2が配信予定です。ぶりっ子だと同性に叩かれがちだった土屋は、この作品を機に風向きが一変。アイドル扱いされていた山﨑も配信作品や映画が中心の、実力派路線を歩み出した。Netflix作品は、ギャラこそ高いものの、視聴数が詳細にわかってしまうため、失敗作に出ると地上波ドラマ以上にダメージを受ける」(前出・広告代理店関係者)
制作陣や脚本など、作品を選ぶ目が俳優に求められる時代となったのだ。
「FRIDAY」2022年4月1・8日号より
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- 撮影:等々力純生