沖縄にいま「芸能スクール」が続々開講している意外な理由 | FRIDAYデジタル

沖縄にいま「芸能スクール」が続々開講している意外な理由

スタッフは見た!週刊テレビのウラ側

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本土復帰50周年を記念した、沖縄が舞台のNHK連続テレビ小説『ちむどんどん』が4月にスタートした。

初回視聴率は16.7%と前作『カムカムエヴリバディ』超え。食べることが大好きなヒロインを黒島が演じる『ちむどんどん』はまずまずの発進 撮影:西原 秀

「ヒロインを演じる黒島結菜(ゆいな)(25)は沖縄出身で、NHK作品への出演が多く、貢献度も高いことから、オーディションではなく直接のキャスティングで選ばれています。NHKの期待は相当に大きい」(テレビ誌編集者)

脇を固める役者も仲間由紀恵(42)ら現地出身者が多数起用され、主題歌を担当するのも沖縄出身の三浦大知(34)だ。

「実は10年ほど前から有名芸能プロダクションが沖縄にスクールを開校する動きが活発化しています。この春にも塚本高史(39)や『ぺこぱ』などが所属する『サンミュージックプロダクション』が沖縄校を開校しました」(芸能プロ幹部)

ざっと見ただけでも、’10年には『EXILE』らが所属する『LDH JAPAN』。’13年には数多くの子役を輩出してきた『劇団ひまわり』、’18年には吉本興業が『沖縄ラフ&ピース専門学校』を開校している。

「沖縄と言えば安室奈美恵さん(44)や『SPEED』、満島ひかり(36)らを世に出した『沖縄アクターズスクール』が有名ですが、大手芸能プロが卒業生を奪い合ったあおりを受けて失速してしまい、閉校に追い込まれています。今年は本土復帰50周年ということで、期間限定で復活していますが、イベント的要素が強い。大手芸能プロが沖縄にスクールを開校している理由の一つが、名門『沖縄アクターズスクール』の閉校だと言われています」(前出・芸能プロ幹部)

沖縄在住の芸能ライターは別の視点で開校ラッシュを分析している。

「沖縄県の平均年収は全国46位で離婚率は全国1位。シングルマザーも多く、エンタメにお金を使う余裕はそんなにないと私は見ています。『家族に楽させてあげたい』と芸能界を目指す逸材もいるでしょうが、芸能プロの狙いはむしろ”基地の跡地ビジネス”だと思います」

当連載でも指摘したように、吉本興業の大﨑洋会長(68)は、沖縄の米軍基地跡地利用に関する有識者懇談会の委員に名を連ねている。

「巨額の経費がかかることを承知のうえで吉本が’09年に『沖縄国際映画祭』をスタートさせたのは、沖縄県との関係を強めるためでしょう。基地跡地を利用したIR構想など、エンタメ業界にとって巨大なビジネスチャンスがある沖縄に、先行投資したわけです。IR構想には大阪も名乗りを上げており、吉本は’25年に開催予定の『大阪・関西万博』にも力を入れています」(広告代理店関係者)

つまり、他の芸能プロも沖縄にビジネスチャンスを見出している、というのだ。

「本土復帰50周年で、県内ではさまざまなイベントが開催されている。沖縄との関係性が深い吉本は『ガレッジセール』らを県内のテレビ番組やイベントにブッキングしています。普天間基地の跡地にはテーマパークや大型商業施設の建設案が出ていることから、営業やCMなどの定期的な仕事が見込める。他の芸能プロも吉本を見習い、基盤づくりをしているのでしょう」(県内メディア関係者)

″基地跡地ビジネス″の成否は未知数だが、沖縄から安室たちに続く新たなスターの誕生となれば朗報だ。

「FRIDAY」2022年5月20・27日号より

  • 撮影西原 秀

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