仲本工事 経営する居酒屋で常連客に見せていた「笑顔と異変」 | FRIDAYデジタル

仲本工事 経営する居酒屋で常連客に見せていた「笑顔と異変」

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2019年2月、自身が経営する居酒屋の客とのツーショット写真。店に行くといつも一人でタバコを燻らせていた姿が印象的だったという
2019年2月、自身が経営する居酒屋の客とのツーショット写真。店に行くといつも一人でタバコを燻らせていた姿が印象的だったという

『ザ・ドリフターズ』のメンバー・仲本工事が19日、交通事故による急性硬膜下血腫のため亡くなった。あまりに突然の出来事に、芸能関係者はもちろんのこと、仲本の地元である東京・目黒区の近隣住民の間にも悲しみが広がっている。

「一人で椅子に座り、タバコを燻らせていた姿が忘れられません」

仲本が2015年に東京・目黒区にある自宅の1階にオープンした居酒屋『仲本家JUNKAの台所』の客もその一人だ。亡くなった翌日、店の扉には、

「誠に勝手ながら しばらくの間 休ませて頂きます 店主」

と、いう貼り紙がしてあり、店内はひっそりと静まり返っていた。すぐ隣には、仲本の経営するスナックもあるが、どちらも1年ほど前からコロナ禍の影響で開店休業状態だったそうだ。

「私は数えるほどしか仲本さんの居酒屋には行ってなかったのですが、駅から5分くらい歩いた奥まった分かりづらい場所だったので、客層も常連さんがちらほらいる感じで、決して繁盛しているとは言えませんでしたね。あの日も、私が入店してから2時間ほどお客さんは誰も入った来ませんでした」

2019年2月、近所に住む男性は、時折、一人で居酒屋に向かったという。「仲本に会えるかもしれない」という思いからだった。

「昭和生まれの方でドリフファンじゃない人はいないでしょう。私ももちろんドリフターズの大ファンで、子供の頃は『8時だョ!全員集合』(TBS系)を欠かさず観ていた世代です。

お店はカウンター5席ほど4人掛けのテーブルは2つほどの店舗です。建物の老朽化も進んでいましたが、なにやらレトロ感もあって雰囲気はよかったですね。あの日、たまたま店内には誰もお客さんがいなくて、仲本さんだけがテーブル席に一人でいらしたんです。それで、大ファンですって声をかけたら、『嬉しいな〜』って、細い垂れ目をさらに細めながらニッコリ笑って『ありがとね』って、とても喜んでくださったんです。お写真を撮らせていただいてもよろしいですかって、お願いしたら、

『せっかくだから並んで撮ろうよ』

って言ってくださって。これがその時の写真です(冒頭の写真)。すごいハニカんでおられて、小さい背中をさらに丸めてすごくかわいいんですよ。少しだけお話をして、仲本さんは別のテーブルに移られて、タバコを燻らせながらチビチビとグラスを傾けていました。確か、お酒は飲めないはずなんですが…」

『週刊新潮』(10月13日号)が妻で演歌歌手の純歌(54)が今年7月に自宅を出ていたと報じた。記事によれば、彼女はカレー店を開くために横浜に引っ越し、仲本は自宅で飼っていた犬や猫とともに放置され家はゴミ屋敷だったというが、別の元常連客の一人は、数年前から異変を感じていたという。

「店名に『JUNKA』と奥さんの名前がついてますが、店で奥さんの姿を見たことはありませんでした。調理場には男性の板前さんがいましたし。奥さんは、おそらくスナックに専念されていたと思います。他の常連さんが『スナックには絶対に行かない』と、ぼやいていましたね。奥さんは本当に美人で、接客も上手。あんな美人の年下女房をもらうと、奥さんの浮気が心配だと客同士でよく話題になりました。

私が仲本さんに最後にお店でお会いしたのは2年ほど前ですが、起立時はゆっくりで歩行もかなり足元がおぼつかない感じでした。『奥さん見ないけど大丈夫かな』って話してはいたんですが…。僕らにとってはドリフのメンバーはみなさんヒーローでした。悲しいですね」

仲本さんの晩年に謎が多いことは間違いない。いまはただ冥福を祈りたい。

昭和世代にとってドリフは、永遠のヒーローだ(画像:共同通信社)
昭和世代にとってドリフは、永遠のヒーローだ(画像:共同通信社)
  • 写真共同通信社(2枚目)

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