仲本工事さんと妻・純歌 27歳差と別居婚で「超越した関係性」
10月19日に急死した『ザ・ドリフターズ』のメンバー・仲本工事さん。仲本さんは18日午前9時過ぎ、横浜市西区の交差点を横断しようとしたところ、ワゴン車にはねられた。
頭を強く打ち、神奈川県内の病院で緊急手術を受けたが、19日に急性硬膜下血腫のため帰らぬ人となった。
突然の出来事にドリフメンバーの加藤茶、高木ブーはショックのあまりコメントできず…。芸能界からも追悼の声が相次いでいる。
仲本さんが事故に遭ったのは、横浜市内の国道で横断禁止区域だった。近くには妻で歌手の純歌さんが営むカレー店があった。
「状況から察するに、仲本さんが純歌さんに会いに行ったのだろう。一部では麻雀好きの純歌さんが面子集めのために仲本さんを呼んだという話もあるが、真偽はわからない。1つ言えるのは、夫婦仲はウワサされているようなものではないということだ」(ワイドショー関係者)
仲本さんをめぐっては、今月に一部メディアが夫婦の不協和音、仲本さんの都内自宅が犬猫の飼育放棄などで“ゴミ屋敷”になっているなどと報じた。しかし、仲本本人は報道直後の15日にツイッターで
《皆様ご心配お掛けしてます。ゴミ屋敷に住んでると書かれておりますが、ゴミ屋敷に住んでませんので心配なく》
と全否定。続けて
《私は毎日明るく楽しく生きております。心配してくれてありがとうございます。毎晩ぐっすり寝ておりまーす》
とつづった。少し前には行方不明になった愛犬の捜索をツイッターで呼びかけ、無事保護されたことを報告するなど、変わらぬ“ペット愛”もオープンにしていた。
「たしかに仲本さんの自宅は築年数も古いし、豪邸というわけではありませんが、俗に言うゴミ屋敷ではありませんでした。仲本さん死去を受け、供え物や家の前で手を合わせる人もいましたね。ただ、室内がどうなっているかまでは、分かりませんが…」(スポーツ紙記者)
仲本さんは自宅で純歌と『仲本工事JUNKAの台所』という飲食店を経営していた。穏やかに楽しくお酒を飲むのが大好きな仲本さんの憩いの場だった。店近くには純歌とのツーショット看板が今も置かれたままだ。
「純歌さんが横浜にカレー店を出したので、必然的に仲本さんとは別居状態になりましたが、仲本さんが会いに行く形で2人は頻繁に一緒にいたそうです。夫婦にはそれぞれ夫婦のカタチがある。
一部メディアで報じられたように、はたから見たら、仲本さんがそんざいに扱われているように見えるかもしれませんが、仲本さんは彼女のことが大好きで、そうした扱いも許容していました。一般的な夫婦関係を超越した間柄だったと思います」(同・スポーツ紙記者)
テレビで見るのと同じように、私生活でも温厚だった仲本さん。そんな彼が唯一、機嫌を悪くしたのが、純歌に別の男性がいると報じられた時だった。仲本さんを知る関係者は
「マスコミが奥さんの“浮気疑惑”について聞いたところ『そんなことはない!』と声を荒げていたそうです。純歌さんのことは自分が一番よく知っているだけに、そのように書かれることが許せなかったのでしょう」
と明かす。
一方でこんな話もある。
「コロナ禍の影響で自身の店が休業状態となり気落ちしていた。収入も減っていましたからね。事故現場は純歌さんの店の近くで、普段から通い慣れた道なのですが…」
仲本さんの“最期”は純歌さんと前妻との間にもうけた娘が看取ったという。関係者によれば
「純歌さんは大きなショックを受けている」
27歳差や別居婚と“普通”の結婚形態を超越した夫婦関係の中に、堅いキズナで結ばれていたことだけは間違いないだろう――。
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- 写真:共同通信