仲本工事の「27歳年下妻」純歌インタビュー 私を「悪女」呼ばわりする人たちへ
インタビュー 週刊誌の取材から守るため彼女のマンションへ 交通事故はそのとき起きた―― 仲本工事(享年81)の「27歳年下妻」がすべてを明かした
12月中旬、横浜市内の喫茶店に現れた仲本工事さん(享年81)の内縁の妻・三代純歌(みだいじゅんか)(54)は、明らかに憔悴していた。仲本さんが今年10月19日に交通事故で亡くなる直前から、彼女は激しいバッシングにさらされ続け、精神的に参ってしまっているという。純歌が「失意の3ヵ月」を振り返った。
「10月上旬、突然、記者が私の自宅マンションにやってきて、仲本との”別居”についてしつこく聞いてきました。私が横浜でカレー屋をやることになったから別居という形にしただけで、仲本とは毎日会っているし、仲が悪くなったわけではないと説明したんですが……」
だが結局、10月13日発売の『週刊新潮』で二人の別居が報じられ、仲本さんの目黒区内の自宅は「ゴミ屋敷」になっているとされた。純歌によると、記事を見た仲本さんは、「誰がこんなウソ八百を記者に言っているんだ! 周囲に迷惑はかけていないのに『ゴミ屋敷』と言われる筋合いはない」と激怒していたという。
そして、悲劇は起きる。純歌は夫の生命を奪った交通事故も「あの記事がなければ絶対に起きなかった」と憤る。
「新潮の記事が出た後、横浜のマンションにまた記者が来ていました。仲本のことが心配で連絡すると、『これからそっち(純歌のマンション)に行くから』と言ってくれたんです。10月18日の朝6時半くらいだったので、私は『こんなに朝早くに来なくても大丈夫だから』と伝えたんですが、仲本は『いいからいいから』と。それが最後の会話でした。
仲本は私の自宅近くのパーキングに車を停めた後、マンションに向かう途中で事故に遭いました。横断歩道まで歩かず道路を横断してしまい、ワゴン車にはねられたんです。週刊誌の記事で大騒ぎになっているなか、私を守らなきゃと焦っていたんでしょう……」
横浜市内の病院に運ばれ、緊急手術を受けたが、翌19日、仲本さんは帰らぬ人となった。
仲本さんが亡くなって以降、純歌へのバッシングはますます過熱した。その最たる例が、ドリフ時代の盟友である加藤茶(79)との一件だろう。事故後、病室に駆けつけた加藤が、純歌に対し、「仲本がこうなったのはお前のせいだからな!」と怒鳴ったという内容の記事が報じられたのだ。純歌が強く否定する。
「病院で会ったときは加藤さんも高木ブーさん(89)もかなりショックを受けていて、私が事故の経緯などを話すと、『うん、うん』と頷くだけでした。温厚な加藤さんが私を怒鳴るなんてことは、絶対にありえません。私を叩くだけでなく、言ってもいないことで加藤さんの名前まで持ち出したことは許せません」
その他にも、仲本さんの生前から純歌が愛人を作っていたとする記事もあった。これについても、彼女はきっぱりと否定する。
「愛人なんていません。仲本と事実婚であることを知っていながら、私に言い寄ってくる店の常連がいたんです。その人は出禁にさせてもらいましたが、逆恨みしていろいろと情報を流しているのかもしれません」
過去2度の結婚歴がある仲本さんには、3人の子供がいる。通夜、葬儀をめぐっては、彼らとの確執も報じられた。
「仲本のお子さんたちとの仲も悪くありません。長男からも『喪主は純歌さんがやってください』と言われたくらいです。私のほうから『入籍をしていない私が喪主をするのは筋が違いますので』と辞退したんです」
自分を「悪女」に仕立て上げた相手については訴訟も検討しているという純歌。取材の最後に、彼女は「仲本の名誉だけは回復したい」と強く語った。
『FRIDAY』2022年12月30日号より
次の記事はこちら #3 仲本工事さんと妻・純歌 27歳差と別居婚で「超越した関係性」
- PHOTO:三好健志 純歌提供(2枚目)