女性ものまね歌手やあの女性芸人が…テレビマンが注目する「令和のニュースター」候補とは？

関西ジャニーズJr.のグループ『Ａぇ！ｇｒｏｕｐ』が関西ローカルの番組『関西ジャニ博』（ＭＢＳテレビ）のロケで、絶滅危惧種のニホンウナギを捕獲。獲った場所が道頓堀川（大阪）だったこともあり、大きな話題となった。

「ＣＤデビュー前ながら、関西ではレギュラー番組を持つほか、ソロ活動も活発です。佐野晶哉（まさや）（20）は『ラヴィット！』（ＴＢＳ系）、草間リチャード敬太（27）は『ザ！鉄腕！ＤＡＳＨ‼』（日本テレビ系）にも出演するなど、デビュー組にも負けない活躍ぶりです」（放送作家）

今年５月に『Ｋｉｎｇ ＆ Ｐｒｉｎｃｅ』から平野紫耀（しょう）（26）、岸優太（27）、神宮寺勇太（25）が脱退するなど、近年退所者が増えているジャニーズタレントだが、テレビ業界ではなくてはならないピースのようだ。

「テレビ局が13～49歳を対象にしたコア視聴率を番組作りの基準とするようになってから、若い世代から支持されているアイドルやＳＮＳ発のインフルエンサーなどの需要が高まっています。ところが、インフルエンサーや人気ユーチューバー、ＳＮＳに力を注いでいる若手タレントらはテレビに冷たい。ギャラは安いし、有名番組じゃないと知名度アップにも繫がらないからです。

その点、ジャニーズ事務所など老舗の芸能事務所はいまもテレビを大切にしてくれる。若く熱心なファンもついている。ありがたい存在なんです。ジャニーズJr.だと、デビュー組よりもＮＧが少なく、体当たり企画などにも挑戦してくれる。『美 少年』や『ＨｉＨｉ Ｊｅｔｓ』『７ ＭＥＮ 侍』なども出演オファーが増えていますね」（キー局プロデューサー）

そんななか、ＴｉｋＴｏｋ発のタレントで、テレビ番組の需要が増えそうなのが、”令和の歌まねヒロイン”の異名を持つ、よよよちゃん（22）だ。

「ＡｄｏやＬｉＳＡ（35）など流行りの歌手から、宇多田ヒカル（40）や中島みゆき（70）など定番まで、幅広い歌ものまねが出来るのが強み。見た目もアイドル並みの可愛さで、キャラクターも明るい。ものまね番組以外のバラエティへの出演も増加していますね。『つばきファクトリー』の岸本ゆめの（22）と地元の友人でアイドルへの造詣も深いとあって、今年さらなるブレイクが期待されています」（制作会社ディレクター）

『空気階段』鈴木もぐら（35）ら、”クズ芸人”が隆盛のお笑い業界で注目されているのが、異色女性コンビと、次世代のどっきり＆イジられスター候補たちだ。

「ジェンダー平等の動きもあり、女性芸人を積極的に起用する動きがあります。『ヨネダ２０００』は賞レースでも結果を出しているし、性別を問わないぶっとんだネタが評価されています。『きしたかの』は高野正成（33）のキレ系ツッコミが受けていて、どっきり企画でキャスティングに名前が上がりますね。『Ｍ-１グランプリ』で準優勝した『さや香』のツッコミ担当・新山（31）は、痛すぎるキャラクターでイジり甲斐があるので、ピンでのオファーが増えそう。本人らが賞レースに重きを置いているので、ネタ番組以外にはあまり出てくれないかもしれませんが」（前出・放送作家）

ニュースターたちが、元気のない地上波テレビを盛り上げるか⁉

『FRIDAY』2023年２月17日号より