見事なまでの「ピン子外し」に業界騒然…泉ピン子が橋田寿賀子さん追悼ドラマに呼ばれない〝深刻理由〟
大御所女優・泉ピン子が〝ひとりぼっち〟になってしまった――。
‘21年4月に亡くなった脚本家・橋田寿賀子さんを追悼する特別ドラマ『ひとりぼっち―人と人をつなぐ愛の物語―』(4月9日放送)の追加キャストが3月8日、TBSから発表された。
主演する嵐の相葉雅紀、上戸彩らはすでに発表済み。この日、新たにえなりかずき、角野卓造、中田喜子、野村真美、藤田朋子らの出演が明らかにされた。
‘90年に始まった大ヒットドラマシリーズ『渡る世間は鬼ばかり』の常連組というべき面々だ。
しかし、その中に生前の橋田さんと〝親子〟同然の関係だったピン子の名前はなかった。
これにネット上は
《見事までのピン子外し》
《ここまで露骨とは……》
《何があったのか》
と騒然。同ドラマのプロデューサーは石井ふく子氏。「渡鬼」は橋田さんが脚本、石井氏がプロデューサーのコンビだった。TBS関係者の話。
「石井さんはTBSのOG。その石井さんが追悼ドラマの構想にピン子さんを入れていなかった。それをTBSも飲んだ。渡鬼メンバー、TBSからの明確な〝ピン子外し〟のメッセージと思っていいでしょうね」(TBS関係者)
両者の関係に修復不能の亀裂が入ったのは、やはり橋田さん亡くなったことが大きい。ピン子は遺骨を海に散骨すると話し、橋田さんサイドが生前設立した「橋田文化財団」が眉をひそめたといわれる。
「ピン子さんは橋田さんの〝娘〟として、自ら後継者であることを吹聴していた。遺骨をめぐるトラブルが発覚したあとも、ピン子さんは詫びるどころか、橋田さんサイドを貶める発言をしていた。
過去には渡鬼の現場でえなりさんにきつく当たり、えなりさんが共演を拒否する事態にもなった。トラブルメーカーのピン子さんに対し、石井さんがNOを突き付けたということでしょう」(芸能プロ関係者)
ピン子は芸能界のご意見番として確固たる地位を確立。他方でドラマの撮影場間では〝仕切り屋〟として不評も買っていたという。ピン子と一緒に仕事した芸能プロ関係者が明かす。
「ピン子さんは良くも悪くも昭和の女優さんなんですよ。現場に入れば、キャリア的にトップ。それこそ監督やプロデューサーよりも立場が上。だから、ピン子さんが現場を仕切るような感じでした」
ピン子はいつも某制作会社の男性X氏を〝右腕〟として同伴し、撮影時間やスケジュールをコントロールすることもあったという。
「ダラダラ撮影するのが嫌いで、とにかく巻くんですよね。プロデューサー的にはもう1回撮りたいシーンでも、ピン子さんが『X!どう?いまのでいいわよね』と聞き、X氏は『はい、OKです』と断ることはしない。
このやりとりを連発されると大御所女優に『もう1回…』とは言いづらいもんですよ。ピン子さんの現場では2~3時間巻きは当たり前。早く帰りたい人にとっては最高ですが、納得のいく作品を撮りたい制作サイドとしては目の上のタンコブでした」(同・芸能プロ関係者)
ピン子はここ数年、じわじわと露出が減っていた。本人もそれを自覚しており、時には旧知の大物タレントに電話し「今度あんたの番組に呼んでよ!」と〝直営業〟をかけたこともあったという。
今回の露骨な〝ピン子外し〟に当人は公にコメントしていないが、聞くところによれば
「このまま黙ってられない!」
という雰囲気を醸しだしているという。〝骨肉バトル〟第2ラウンドが勃発しそうな気配だ――。
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PHOTO:Lee Jae-Won/アフロ