プロ3年目でついに”本格覚醒”か…!阪神・佐藤輝明 本誌が見ていた「ファンへの神対応」写真
19日、阪神の佐藤輝明(24)が甲子園球場で行われた対広島戦で、今季8号となるホームランを放った。滞空時間7秒という大きな放物線を描く一発で、公式ツイッターのリプライ欄は「エグい」「さすがスーパースター」とファンのコメントで溢れた。
「期待の長距離砲、未来の阪神の顔として’19年にドラフト1位で入団しました。’20年、’21年シーズンともに20本塁打以上打ちましたが、不調の期間が一定あるなど、少し物足りない感じがしました。しかし、今シーズンは4月こそ低迷しましたが、5月に入ってからは大暴れ。ホームラン王、打点王、どちらも狙える位置にいます」(スポーツ紙記者)
4月は打率.200、本塁打3本だったが、5月22日時点で打率.250と少し盛り返し、本塁打は5本とバツグンのペース。現在本塁打はリーグ2位、打点は5位につけている。
そんな佐藤を本誌は4月16日夕方、DeNA戦を終えた新横浜駅のホームで見かけていた。当日は横浜でのデーゲーム。試合を終えて新幹線で移動するために阪神の選手たちがホームにたくさんいた。
ただ、この日、試合は2対1で敗戦したこともあって阪神の選手たちの空気は重かった。先輩の主力選手らはサインを求めるファンの声掛けに答えなかったが、佐藤だけは10数人のファンの求めに応じ、黙々とサインをしていた。
この時、佐藤はなかなか調子が上がらず苦しんでいたのだが、
「佐藤のファンへの〝神対応〟は有名です。特に球場では、甲子園だけじゃなくアウェーの時でも近づいてくる子供には必ずサインをします。サインだけでなくしっかり会話もしてバットや手袋など、なんでもあげちゃうんです。そういう一つ一つを見ていますから、成績が低迷していてもファンは彼を快く応援するのです」(プロ野球雑誌編集者)
と評価する。佐藤が憧れる大谷翔平は、ゴミ拾いをして運を呼び込むことを自らに課していることで知られるが、佐藤も知らず知らずのうちに、ファンサービスを通じて徳を積んでいたのかもしれない。現在、阪神はリーグ1位(5月21日時点)。18年ぶりのリーグ優勝を牽引する佐藤の2冠も夢ではないかもしれない。


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PHOTO:香川貴宏(3枚目)