「芸能人には特別価格があったみたいです」元ヤクザVTuber「懲役太郎」が語る極道の薬物事情 | FRIDAYデジタル

「芸能人には特別価格があったみたいです」元ヤクザVTuber「懲役太郎」が語る極道の薬物事情

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写真はイメージです(フォトライブラリー)
写真はイメージです(フォトライブラリー)

ヤクザの商売のひとつである覚醒剤。映画やマンガでは、ヤクザたちがさまざまな方法で覚醒剤を使っているが、実際のところどうなのだろうか。

何度も刑務所に入っている人のことを指す「懲役太郎」という名前でバーチャルユーチューバー(VTuber)活動を行っており、自身も元ヤクザである「懲役太郎」がヤクザの薬物事情について語る。

「そもそも、覚醒剤は戦前だとヤクザでなくても普通に買うことができました。歴史の授業などでヒロポンという言葉を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。それが戦後規制されるようになり、そこに目をつけたのがヤクザなんです」

疲労をとったり、大事なところで集中するために使われていたりしたという覚醒剤。ヤクザたちも、自身が開催する賭場で長い時間集中するために使っていたが、戦後、国内製造が難しくなったため、ヤクザたちが海外から密輸して違法に販売するようになったという歴史があるのだという。

「九州のヤクザたちが海外からキロ単位で密輸して、0.3g位のいわゆるワンパケという単位で販売するようになりました。ワンパケの相場は1万円前後ですので、かなり儲かるんです。特に、芸能人だと言い値で買ってくれることが多かったので、いいお客さんだったようですよ(笑)。ただ、捕まったときは全部話してしまうので、ハイリスクハイリターンだったようですが」

かなり少ない量でも高く売れるという点だけではなく、化学製品であるという点となかなか捕まりにくいという点が、ヤクザたちが覚醒剤の販売を行うポイントだ。

「大麻などの自然由来の薬物は、数ヵ月もすると品質がかなり落ちてしまうんです。覚醒剤は長期保存が可能で、扱いが雑でも品質に影響は出ないので管理が楽なんですね。そのうえ、暴力事件などと異なり、販売で逮捕されたとしても親分たちに迷惑がかかりにくいので、下っ端のヤクザにはピッタリのシノギなんです」

下っ端のヤクザにとって、いいことづくしの覚醒剤販売だが、最近のヤクザたちには人気がなくなってきているのだとか。

「最近の若いヤクザたちは、覚醒剤などの違法薬物をつかうことをダサいと思っているんです。『ヨレる』という薬物を使ったときの奇行を嫌がるんですね。薬物を使ったときの奇行は、本当に酷いものが多いんです。他にも体臭が変わったりすることも嫌がっているみたいですね」

このまま、覚醒剤などの違法薬物をつかうことはダサいという風潮が広まり、使う人がいなくなることを祈るばかりだ。

ヤクザの世界を知り尽くした「懲役太郎」が監修する超リアルな極道漫画『極道楽園』を読む

 

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