掛け金は数百万円が当たり前…元ヤクザVTuber「懲役太郎」が語る極道の怖すぎるギャンブル事情 | FRIDAYデジタル

掛け金は数百万円が当たり前…元ヤクザVTuber「懲役太郎」が語る極道の怖すぎるギャンブル事情

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写真はイメージです/フォトライブラリー
写真はイメージです/フォトライブラリー

ギャンブルを題材にしたマンガでは、ヤクザの代わりにギャンブルをする代打ちと言われる凄まじい実力を持つキャラクターがよく登場するが、実際にいたのだろうか。

何度も刑務所に入っている人のことを指す「懲役太郎」という名前でバーチャルユーチューバー(VTuber)活動を行っており、自身も元ヤクザである「懲役太郎」がヤクザのギャンブル事情について話す。

「昔はヤクザが賭場を開いていて、そこで実際に博打をするのが代打ちでした。地域によって異なりますが、基本的には日本に古来からあった丁半博打やバッタまき、手本引き等をやっていましたね。基本的にはカタギの人が楽しむ場なので、客がちょっと負けるか、たまに勝たせてあげる操作ができる腕を持っていました。なので、負け無しの代打ちというのはありえませんね。お客さんが来なくなってしまうので」

凄まじい技量を持っているが、お客さんが楽しめて次も賭場に来ることができるような負け額に調整するのが上手い代打ちだったのだという。

そんな調整では、胴元であるヤクザの収入が少なくなってしまうように思ってしまうが、そこで効いてくるのがテラ銭と呼ばれる胴元に支払うお金なのだという。

「賭場での勝ち額から一定の割合を胴元に支払う仕組みになっているので、長く続ければ絶対に胴元が勝つ仕組みになっているんです。なので、最後に足代という名目で少しですが負けた客にお金を渡す風習もありましたね」

このような、胴元が絶対に勝つ仕組みであれば、代打ちは不要なのではないかと思うが、並大抵のものでは代打ちレベルでお客さんが楽しめて胴元が勝つ勝負にするのは難しいのだという。

「基本的に賭場を開くときは徹夜です。代打ちはその時間の間ずっと集中力を切らしてはいけないので、本当に大変なんです。私がいた組の代打ちは、賭場が開かれることが決まると、睡眠時間からその日食べるものまで徹底的に管理してやっていましたね。また、長時間集中するために、覚せい剤などの薬物を使っていた人もいました」

そんな事情があったためか、賭場には覚醒剤を打つ係もいて、客が打ちたいと言うと、どちらの腕に打つのかやどの位の量を入れるのかなどを聞いて、注射をしていたのだとか。

「大体1回の賭場でつかう金額が300万円から500万円くらいでしたから、お客さんも熱が入りますよね。それに、賭場ではお金を借りることもできたんです。金利は組によって違いますが、一晩で1割なんていう凄まじいものもありました」

そうやって、お金を借りた社長などに「貸し」をつくって、ビジネスのやり方などを学んだ結果、今のヤクザがさまざまなジャンルのビジネスに手を出すようになったきっかけになっているのだという。

ギャンブルは基本的に胴元が勝つようになっている。適度に楽しめるくらいにして、身を滅ぼすような賭け方をするのは辞めておいたほうがいいのかもしれない。

ヤクザの世界を知り尽くした「懲役太郎」が監修する超リアルな極道漫画『極道楽園』を読む

 

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