二宮や生田が独立の噂も…窮地のジャニーズ帝国「東山、井ノ原、木村、国分を前面に立てる」意外な狙い
「したかもしれないし、してないかもしれない、というのが本当の気持ちですね」
ジャニーズ事務所新社長に就任した東山紀之(56)は、時折、下を見ながらそう話した。会見中、自身が後輩に性加害を行っていたのではないかと問われた東山の答えは、あまりに頼りないものだった。9月7日に行われた記者会見では、藤島ジュリー景子前社長(57)は代表取締役として会社に残り、事務所の株も彼女が100%を所有することが明かされた。
「以前から、彼女は経営に専念する形を望んでいました。かつて、ジャニー喜多川氏が社長として表に立ち、メリー喜多川氏(ともに故人)が事務所の資金を管理していたのと同じ構図です」(同前)
ジュリー氏とかつて交際報道があったほど親密な東山は新社長に適任だったのだろう。
「東山を社長にするにあたり、ジュリー氏が井ノ原快彦(47)、国分太一(49)、木村拓哉(50)を招集。東山も含めた5人で集まったと聞いています。井ノ原のいた『V6』は事務所内で無党派、国分の『TOKIO』はメリー派、そして元飯島派で今は孤高のトップであるキムタク……。
後輩から人望が厚く好感度の高い井ノ原や国分で東山をカバーさせ、カリスマ的存在の木村も引き込む。彼ら4人を前面に立たせて、イメージ回復を図る。結局は、裏方に逃げ込んだジュリー氏が金融や不動産のエキスパートらをブレーンにして、経営判断を担うことになるでしょうね」(芸能事務所関係者B氏)
事務所がジャニー氏の性加害を認めたことで、大手企業がジャニーズタレントのCM出演を見合わせる事態も起きている。テレビ局はどうなるのか?
「TBSは『ラヴィット!』の曜日レギュラーもそのまま継続する予定だそうです。ただ、フジテレビは実際のところはしばらく様子見とのこと。日テレは、企業がジャニーズの起用に反対している以上、今後の起用はスポンサーの顔色を見ながらになるそうです。さらに、他事務所から、ジャニーズとの共演NGも出ているそうです」(テレビ局関係者)
さらに今回、イギリスのBBCが性加害を取り上げたことで、国内よりもむしろ海外のエンタメ業界で窮地に立たされている。
「『Netflix』など、海外にも映像を配信する媒体では来年いっぱいまで、辞めジャニも含むジャニタレを新作に起用しないよう、内部でお達しが出ているようです。生田斗真(38)や風間俊介(40)、岡田准一(42)にとってはジャニーズに残ることはマイナスでしょう。
また二宮和也(40)は、話題のドラマ『VIVANT』(TBS系)で、昨年末に大手芸能事務所から独立した堺雅人(49)と共演した。活動の幅が広がった堺の背中を見れば、独立が頭をよぎって当然です」(制作会社幹部)
混迷を極めるジャニーズ帝国。その行きつく先はどこなのか――。
9月14日発売の『FRIDAY 9月29日号』では、櫻井翔や村上信五の進退、またジュリー氏のさらなる思惑について詳報。さらに本誌直撃に応じる工藤静香の写真などを掲載している。有料版『FRIDAY GOLD』でも複数の写真を公開している。
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- PHOTO:中村和彦 近藤裕介