<figure id="attachment_337641" aria-describedby="caption-attachment-337641" style="width: 2270px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="f60ef997"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2023/10/b812c8dec382ad794727f5eea0dd5b9d.jpeg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-337641" class="wp-caption-text">巨人の１軍投手コーチに就任した内海哲也</figcaption></figure>
<p>内海哲也（41）が５年ぶりに巨人に復帰する。</p>
<p>巨人は10月16日、来季のコーチングスタッフを発表。今季、西武で２軍投手コーチだった内海を１軍投手コーチとして招集した。現役時代の’12年に最優秀バッテリー賞を獲得するなど長年バッテリーを組んだ阿部慎之助新監督（44）を支える。</p>
<p>昨年９月、19年間の現役生活に別れを告げた内海に対して、阿部はスポーツ報知に惜別の手記（’22年９月20日配信）をつづっていた。</p>
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<p><span class="strongInContent">《内海は俺と似たところがあって、センスはあまりない（笑い）。センスはないから、努力でカバーするしかないって、本人も思っていたと思うよ。量で追いつくしかないって。》</span></p>
<p><span class="strongInContent">《言われてやらされるのか、気づいてやるのか。内海は自分で若いうちに気づいて、これじゃダメだと思えたからこそ、誰よりも練習して、少しずつ身になっていった。教えられてできるものじゃないけれど、そういう秘めた闘志みたいなものは最初からあった。》</span></p>
<p>阿部が語るように、内海といえば、誰もが認める「努力の人」である。そして、「人情に熱い不屈の漢（おとこ）」でも知られている。’18年12月20日に内海は球団職員から西武への移籍の知らせを受けた。その当時の様子を、『FRIDAY』のインタビュー（’19年２月15日号）でこのように語っている。</p>
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<p><span class="strongInContent">「自宅で移籍の話を伝えると、妻（聡子夫人）は言葉を失ってしまいました。（中略）妻も巨人への愛着が強いので、現実になるとショックが大きかったのでしょう。『もうジャイアンツでやりたくてもムリだから、前向きに考えよう』と話をしました。</span></p>
<p><span class="strongInContent"> </span><span class="strongInContent">移籍が発表された当日に巨人の球団事務所にお別れの挨拶に行くと、多くの方に集まっていただいて</span><span class="strongInContent">……</span><span class="strongInContent">。悔しさというより長年プレーした球団を去る寂しさで、涙がボロボロこぼれ止まらなくなってしまった</span><span class="strongInContent">……</span><span class="strongInContent">。おかげで、うまく挨拶できませんでした」</span></p>
<div data-friday-nextpage-lead="「道しるべとして正しい方向に」"></div>
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<p>この内海の人情味のあるエピソードには巨人ファンならずとも、多くの西武ファンも心を打たれ、誰もが新天地での活躍を願った。しかし、移籍から引退するまでの４年間でわずか２勝３敗。納得のいく活躍はできなかった。その間の心境を本誌’22年12月16日号のインタビューでこのように語っている。</p>
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<p><span class="strongInContent"> </span><span class="strongInContent">「西武に移ってからは、ほとんどファームにいたので、そうした状況で急に一軍に送り込まれるとどうなるか。新人が初めて一軍で登板するときの緊張とストレス、あの感覚が毎回訪れるんです。でも、僕は新人ではありません。お客さんも全盛期の僕をイメージして応援してくれます。そのプレッシャーに毎回、押し潰されそうになりました。</span></p>
<p><span class="strongInContent"> </span><span class="strongInContent">４年間、ずっとそうでした。期待に応えたい。でも、身体と心が伴わない。もどかしい気持ちでいっぱいでした。それでも、置かれている状況に一喜一憂しない。ポジティブに毎日を過ごすということを心がけていました。悪い時こそ、足元を見てしっかりやれることをやる。ずっとそう心がけていました。諦めてなかったですし、なんとか生き残るために色々考えながらやったのはいい経験だったと思います」</span></p>
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<p>そんな自分の経験を踏まえ、選手に対しては、</p>
<p><span class="strongInContent"> </span><span class="strongInContent">「頑張っている選手たちの背中をもっと押してあげられるようなコーチになりたいし、道しるべとして正しい方向に導いてあげられるように、苦しんでいる選手をサポートしていきたい」</span></p>
<p><span class="strongInContent"> </span>と語っていた。西武への移籍発表直後、</p>
<p><span class="strongInContent">「一回りも二回りも大きくなって、ジャイアンツに戻ってこられるようにしたい」</span></p>
<p>とコメントしていた漢・内海。選手をどのように正しい方向に導いてくれるのだろう。期待したい。</p>
<div data-friday-nextpage-lead="西武移籍時と引退時の内海"></div>
<figure id="attachment_337645" aria-describedby="caption-attachment-337645" style="width: 1000px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="e02185f2"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2023/10/1a261cb661eed3b1ab76da777ad47b31.jpeg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-337645" class="wp-caption-text">移籍した西武ライオンズのグラウンドで初練習風景（’19年２月15日号）</figcaption></figure>
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<figure id="attachment_337646" aria-describedby="caption-attachment-337646" style="width: 1000px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="1b2e2cad"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2023/10/d72ec01c33ed414f8f9f6b9fb433be09.jpeg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-337646" class="wp-caption-text">移籍した西武ライオンズのグラウンドで初練習風景（’19年２月15日号）</figcaption></figure>
<figure id="attachment_337649" aria-describedby="caption-attachment-337649" style="width: 1000px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="dd01cdeb"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2023/10/e17b4900c6ecabc4869531f014dd0fd3.jpeg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-337649" class="wp-caption-text">「移籍を告げられて号泣しました」と語った内海（’19年２月15日号）</figcaption></figure>
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<figure id="attachment_337647" aria-describedby="caption-attachment-337647" style="width: 2500px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="6260b037"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2023/10/3ecb0f4d2ad7b1692698746db965484e.jpeg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-337647" class="wp-caption-text">引退後、西武ライオンズの２軍投手コーチに就任した時のインタビューで爽やかな笑顔を見せる内海（’22年12月16日号）</figcaption></figure>
<figure id="attachment_337648" aria-describedby="caption-attachment-337648" style="width: 1667px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="0a67a306"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2023/10/9700ddcc27eef79d9e0a3d3e53063080.jpeg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-337648" class="wp-caption-text">西武ライオンズ２軍投手コーチに就任した時のインタビュー（’22年12月16日号）</figcaption></figure>


濱崎慎治（１、５、６枚目）、會田園（２〜４枚目）

巨人の１軍投手コーチに就任した内海哲也 内海哲也（41）が５年ぶりに巨人に復帰する。 巨人は10月16日、来季のコーチングスタッフを発表。今季、西武で２軍投手コーチだった内海を１軍投手コーチとして招集

「移籍の話に妻は言葉を失い」…巨人新１軍投手コーチ内海哲也を漢にした「西武時代の緊張とストレス」

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