溝口 敦  ノンフィクション作家

朝井 豊　濱﨑慎治　結束武郎　朝日新聞社（井上組長自宅）　共同通信社（織田会長自宅）

六代目山口組との抗争が続く、神戸山口組の衰えが顕著になってきた。重要人物の離脱が相次ぎ、組合員は結成時と比べて６分の１にまで減少。原因は井上組長の自己利益のみを追及した悪政にあるというが――。

六代目山口組と神戸山口組の分裂抗争は膠着状態となっている。抗争の終結には神戸山口組組長の失脚が不可欠だが、追い出すにも容易にはいかないようだ。そんな中、6代目若頭交代説が浮上しているというが…？

’42年東京都生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。暴力団取材の第一人者。日本最大の暴力団組織と半世紀にわたって対峙し続けた内幕を記した最新刊『喰うか喰われるか　私の山口組体験』（講談社）が発売中

「山健組」が古巣「六代目山口組」への復帰を決めた。「神戸山口組」からの離脱者が止まらない。水面下では「神戸山口組」解体の動きが進んでいる。敵対する「六代目山口組」の恐るべき狙いとはーー。

みぞぐち・あつし／’42年東京都生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。出版社勤務を経てフリーに。『食肉の帝王』で第25回講談社ノンフィクション賞を受賞。暴力団取材の第一人者である

六代目山口組・高山清司若頭が当代一の凄腕ヤクザであることは暴力団世界に通じる事情通の誰もが認めるところだろう。稀代の大物の知られざる経歴と素顔、その人間力にヤクザ取材の第一人者が明かす。

みぞぐち・あつし　ノンフィクション作家、ジャーナリスト。’42年東京都生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。ヤクザ取材のエキスパートとして知られる。著書に『食肉の帝王』『山口組三国志 織田絆誠という男』など多数

5年間も続いている山口組の分裂抗争。いまだに発砲事件が全国で相次ぐなど、その決着はつかず、そのメドさえついていない。今何が起きていて、今後どうなるのか？　暴力団取材の第一人者・溝口敦氏がレポート。