”W杯”で注目 中津江村の元村長が振り返るカメルーン代表

流行語で振り返る平成

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’96〜’05年に中津江村の村長を3期務めた。’10年の南アフリカW杯では、カメルーンを応援するため現地で観戦した

’02年に、日本と韓国で共催されたサッカーW杯。カメルーン代表を受け入れ、「W杯」という言葉で流行語年間大賞を受賞したのが大分県中津江村(現、日田市)の元村長・坂本休(やすむ)氏(88)だ。

「当時はW杯出場のボーナスをめぐって、カメルーン代表と同国サッカー連盟の交渉が難航していました。選手たちの村の滞在期間は5月19日から10日間しかなかったにもかかわらず、到着が5日も遅れた。ようやく来日したものの、村に着いたのは明け方3時過ぎです。山間の村で誰も出迎えなければ選手たちも寂しい思いをするだろうと心配していましたが、早朝にもかかわらず村民が150人ほど来てくれました」

選手たちは村民の温かい対応に感激。壮行会で子どもたちと一緒に花笠音頭を踊ったことなど、交流エピソードは連日海外でも報じられ、人口わずか1300人ほどの中津江村は一躍有名になった。だが坂本氏は、流行語大賞の事務局から「年間大賞を授与します」との連絡をもらいながら断ってしまう。

「流行語大賞の存在を知らず、テレビのバラエティ番組の企画だと思ったんですよ。中津江村が有名になったとはいえ、もてあそばれるのはイヤだなと。でも直後に講演に行った日本文理大学(大分市)の学長にこのことを話すと、『それはたいへん意義ある賞だから受けなさい』と説得されました。あわてて事務局に電話して『やっぱり受けます』と言ったんです」

W杯終了後も、中津江村とカメルーンの交流は続いた。

「翌’03年に、来日したカメルーンのポール・ビヤ大統領と会いました。大統領からはシュヴァリエ勲章(旧宗主国のフランスが芸術や文化に貢献した人に贈る勲章)をもらい、こう感謝されたんです。『おかげ様で日本の人たちにカメルーンのことを知ってもらえました。あなたは我が国の功労者です』と」

中津江村では「カメルーン杯」という少年サッカー大会が行われ、現在でも交流が続いている。

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