森永卓郎が打ち明けた「野中広務と毒まんじゅう」

流行語で振り返る平成

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流行語のきっかけとなったベストセラー『年収300万円時代を生き抜く経済学』を手に。専門は計量経済学

37万部を売り上げた書籍『年収300万円時代を生き抜く経済学』のタイトルが、’03年の流行語トップテン入りを果たした。著者の森永卓郎氏(61)が振り返る。

「当初のタイトルは『新たな二重構造時代』でした。発売直前の’02年末になって担当編集者から、『いいタイトルを思いつきました』と電話が入った。それが『年収300万円〜』だったんです。『新たな〜』ではインパクトが薄くて、流行語にはならなかったでしょう。賞を受けボクの本が大ヒットすると、類似本が次々に出版されました」

低収入時代の到来は、高度経済成長が終わった段階で予測していたという。

「’75年以降、大企業と中小企業の賃金格差が拡大したんです。’90年代までは格差は目立たず私の主張は見向きもされませんでしたが、’00年代に入って年収300万円時代が現実味を帯びてきた。実際’18年現在、国税庁の統計で一番の年収ボリュームゾーンは300万〜400万円。二番目が200万〜300万円ですから」

授賞式では、元衆議院議員の野中広務氏(『毒まんじゅう』で年間大賞受賞)の隣の席に座った。

「『野中さんにも(当時敵対していた)小泉純一郎首相陣営から、毒まんじゅう(旨い話)は来たんですか』と聞いたんです。野中さんは『味方になれば副総理にしてやると言われたよ。オレは食わなかったけどな』と笑っていました」

受賞者に賞金は出ない。記念の盾がもらえるだけだ。

「せめて260円の交通費ぐらい出せと、(主催する)自由国民社のスタッフにゴネたんです。結局1円も出なかった。ただ、翌年から同社が発行する『現代用語の基礎知識』に執筆することになりました。カネを出せない代わりに、仕事をまわすという意味だったのでしょう」

森永氏は経済担当として、現在も『現代用語の基礎知識』に執筆している。

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  • 撮影小松寛之

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