ノンフィクション作家。１９７１年生まれ。近著『沢村忠に真空を飛ばせた男／昭和のプロモーター・野口修評伝』（新潮社）が第43回講談社本田靖春ノンフィクション賞を受賞。昨年末には『力道山未亡人』が第30回小学館ノンフィクション大賞を受賞。

細田 昌志

’70年代後半の”船出”直後に郷ひろみを失ったジャニーズ事務所は…今では信じられない「冬の時代」

芸能時空探偵

ノンフィクション作家。１９７１年生まれ。近著『沢村忠に真空を飛ばせた男／昭和のプロモーター・野口修評伝』（新潮社）が「第43回講談社本田靖春ノンフィクション賞」を受賞。

細田昌志

細田昌志の芸能時空探偵⑭

創業から６１年で「ジャニーズ事務所」の看板が下ろされた。アイドルの代名詞として巨大帝国を築いた印象が強いが、前身は渡辺プロダクションの１セクションに過ぎず、７０年代は厳しくツラい冬の時代だった

細田昌志の芸能時空探偵⑬

１９８６年には『そろばんずく』（東宝）で映画初主演 １９８６年４月８日はアイドル歌手の岡田有希子の命日である。死亡時刻は午後１２時１５分。その４０分後『笑っていいとも！』（フジテレビ）のエンディングで

１９８６年４月５日 とんねるず相手に見せた野坂昭如の“蛮勇”

ノンフィクション作家。1971年岡山市生まれ。鳥取市育ち。サムライＴＶキャスターをへて放送作家に転身。テレビやラジオを担当しながら、雑誌やＷＥＢに寄稿。著書に『坂本龍馬はいなかった』（彩図社）、『ミュージシャンはなぜ糟糠の妻を捨てるのか』（イースト新書）。近著『沢村忠に真空を飛ばせた男／昭和のプロモーター・野口修評伝』（新潮社）が「第43回講談社・本田靖春ノンフィクション賞」を受賞。

共同通信

細田昌志の芸能時空探偵⑫

「猪木の奥さんが！」 2022年10月1日、天才プロレスラー、アントニオ猪木が亡くなった。 午前9時13分に「猪木死去」の一報が流れると、日本中を悲しみが駆けめぐり、SNSは瞬く間に哀悼のメッセージで

「奇跡の夫婦」アントニオ猪木と倍賞美津子の意外な出会いと別れ

時事フォト

細田昌志の芸能時空探偵⑪

「とんねるず的なもの」 今年で結成42年を迎える、とんねるずが一躍スターの仲間入りをはたしたのは『オールナイトフジ』『夕やけニャンニャン』（いずれもフジテレビ）『コラーッ！とんねるず』（日本テレビ）な

清水圭　突然の引退と「西のとんねるず」になれなかったあの夏

アフロ

細田昌志の芸能時空探偵⑩

「俺はなんの恨みもない」 ロシアによるウクライナ侵攻はスポーツ界にも深刻な影響を与えている。国際パラリンピック委員会（IPC）は4日に開幕した北京冬季大会において、ロシアとベラルーシの選手の出場を認め

「俺はやつらに何の恨みもない」モハメド・アリが反戦を訴えた日

ノンフィクション作家。1971年岡山市生まれ。鳥取市育ち。サムライTVキャスターをへて放送作家に転身。テレビやラジオを担当しながら、雑誌やWEBに寄稿。著書に『坂本龍馬はいなかった』（彩図社）、『ミュージシャンはなぜ糟糠の妻を捨てるのか』（イースト新書）。近著『沢村忠に真空を飛ばせた男／昭和のプロモーター・野口修評伝』（新潮社）が「第43回講談社・本田靖春ノンフィクション賞」を受賞。現在はインターネットラジオ『細田昌志の時空旅行RADIO』（Audee）月2回配信中。

共同フォト

細田昌志の芸能時空探偵⑨

1997年の中森明菜（共同フォト） 随分と前になるが、テレビのバラエティ番組で「歌姫と聞いて誰を思い浮かべるか」といったアンケートを紹介していた。二十代は西野カナやあいみょん。三十代は浜崎あゆみ、MI

94年12月2日「歌姫」中森明菜が棲んでいたあの時代

細田昌志の芸能時空探偵⑧

1973年9月、『夜ヒット』降板についての記者会見を行った前田武彦氏（写真：共同フォト） 「やらないで後悔するより、やって反省した方がいい」とは自己啓発本で散見される常套句である。スポーツ系の人が口に

1990年10月『夜ヒット』終了までの「栄光とゴタゴタ」

細田昌志の芸能時空探偵⑦

時々に謝る姿もさまになっていた（時事フォト） 人生において得難い邂逅がある。しかし、他人にとっては、災厄を招くものだったりもする。それがテレビ番組ならどうか。視聴者にとって単なる娯楽にすぎないものでも

1984年8月19日　天才やすしの「転落」が始まったあの日

細田昌志の芸能時空探偵⑥

記者会見で参院選挙に出馬する意向を発表するアントニオ猪木(89年、時事通信） 大阪に住んでいた二十歳の頃、筆者は甲子園球場でビールの売り子のアルバイトをしていたことがある。 ナイター観戦のビールはバカ

89年7月「異種格闘技戦」で大逆転を見せたアントニオ猪木の奇跡

ノンフィクション作家。１９７１年岡山市生まれ。鳥取市育ち。サムライＴＶキャスターをへて放送作家に転身。テレビやラジオを担当しながら、雑誌やＷＥＢに寄稿。著書に『坂本龍馬はいなかった』（彩図社）、『ミュージシャンはなぜ糟糠の妻を捨てるのか』（イースト新書）、近著に『沢村忠に真空を飛ばせた男／昭和のプロモーター・野口修評伝』（新潮社）がある

細田昌志の芸能時空探偵⑤

87年6月1日、後楽園球場で公演を行ったマドンナ（時事フォト） 「穴埋め」という言葉がある。「足りないところや欠けているところを補う」という意味だが、「償いをする」という意味もある。筆者が耳にするのは

87年6月20日　マドンナ「突然の東京コンサート中止」の蜃気楼

ノンフィクション作家。1971年岡山市生まれ。鳥取市育ち。サムライTVキャスターをへて放送作家に転身。テレビやラジオを担当しながら、雑誌やWEBに寄稿。著書に『坂本龍馬はいなかった』（彩図社）、『ミュージシャンはなぜ糟糠の妻を捨てるのか』（イースト新書）、近著に『沢村忠に真空を飛ばせた男／昭和のプロモーター・野口修評伝』（新潮社）がある。

芸能時空探偵④81年5月16日、バラエティの歴史が動いた

当初、『ひょうきん族』にはツービートの二人で出演していた（共同フォト） ひっそりと、実験的に始まった 個人的な話から始まって恐縮だが、筆者は大の会津びいきである。 幕末の戊辰戦争における大激戦「会津戦

ドリフ幕府を落城させた『ひょうきん族』が初めて現れた瞬間

細田昌志の芸能時空探偵③

伝説のロックバンド・キャロル（74年、共同フォト） ＜芸能時空探偵③＞ 現在、貼り紙でメンバーを募集するバンドマンは、どのくらいいるのだろうか。 もちろん、皆無とは思わないが、SNSの比ではないだろう

75年4月13日　解散ライブで「全てを燃やした」キャロルの美

ノンフィクション作家。1971年岡山市生まれ。鳥取市育ち。サムライＴＶキャスターをへて放送作家に転身。テレビやラジオを担当しながら、雑誌やＷＥＢに寄稿。著書に『坂本龍馬はいなかった』（彩図社）、『ミュージシャンはなぜ糟糠の妻を捨てるのか』（イースト新書）、『沢村忠に真空を飛ばせた男／昭和のプロモーター・野口修評伝』（新潮社）がある。<br />


細田昌志の芸能時空探偵②

春の朝を切り裂いた 時空旅行を続けていると、深掘りしたい欲求にかられながら、つい遠ざけてしまう出来事にぶつかる。「これに触れてはまずい」というブレーキがかかるのだ。例えば1977年の岡田奈々の例の事件

児玉誉士夫邸に小型機で突入した青年俳優はそのとき何を思ったか

著述業。1971年岡山市生まれ。鳥取市育ち。ＣＳ「サムライＴＶ」キャスターをへて放送作家に転身。テレビやラジオを担当しながら、雑誌やＷＥＢに寄稿。著書に『坂本龍馬はいなかった』（彩図社）、『ミュージシャンはなぜ糟糠の妻を捨てるのか』（イースト新書）、『沢村忠に真空を飛ばせた男／昭和のプロモーター・野口修評伝』（新潮社）がある。

新連載・芸能時空探偵①

1984年の大晦日。この年の『NHK紅白歌合戦』一番の話題は、年内限りで引退を表明していた都はるみのラストステージだった。──現在では一応そう伝わるが、実際はそれだけではなかったと言い切れる。 198

芸能時空探偵

’70年代後半の”船出”直後に郷ひろみを失ったジャニーズ事務所は…今では信じられない「冬の時代」

１９８６年４月５日とんねるず相手に見せた野坂昭如の“蛮勇”

「奇跡の夫婦」アントニオ猪木と倍賞美津子の意外な出会いと別れ

清水圭　突然の引退と「西のとんねるず」になれなかったあの夏

「俺はやつらに何の恨みもない」モハメド・アリが反戦を訴えた日

94年12月2日「歌姫」中森明菜が棲んでいたあの時代

1990年10月『夜ヒット』終了までの「栄光とゴタゴタ」

1984年8月19日　天才やすしの「転落」が始まったあの日

89年7月「異種格闘技戦」で大逆転を見せたアントニオ猪木の奇跡

87年6月20日　マドンナ「突然の東京コンサート中止」の蜃気楼

ドリフ幕府を落城させた『ひょうきん族』が初めて現れた瞬間

75年4月13日　解散ライブで「全てを燃やした」キャロルの美

児玉誉士夫邸に小型機で突入した青年俳優はそのとき何を思ったか

36年前、松田聖子が郷ひろみとの別れを決めた「あの瞬間」

芸能時空探偵

’70年代後半の”船出”直後に郷ひろみを失ったジャニーズ事務所は…今では信じられない「冬の時代」

１９８６年４月５日 とんねるず相手に見せた野坂昭如の“蛮勇”

「奇跡の夫婦」アントニオ猪木と倍賞美津子の意外な出会いと別れ

清水圭 突然の引退と「西のとんねるず」になれなかったあの夏

「俺はやつらに何の恨みもない」モハメド・アリが反戦を訴えた日

94年12月2日「歌姫」中森明菜が棲んでいたあの時代

1990年10月『夜ヒット』終了までの「栄光とゴタゴタ」

1984年8月19日 天才やすしの「転落」が始まったあの日

89年7月「異種格闘技戦」で大逆転を見せたアントニオ猪木の奇跡

87年6月20日 マドンナ「突然の東京コンサート中止」の蜃気楼

ドリフ幕府を落城させた『ひょうきん族』が初めて現れた瞬間

75年4月13日 解散ライブで「全てを燃やした」キャロルの美

児玉誉士夫邸に小型機で突入した青年俳優はそのとき何を思ったか

36年前、松田聖子が郷ひろみとの別れを決めた「あの瞬間」

１９８６年４月５日とんねるず相手に見せた野坂昭如の“蛮勇”

清水圭　突然の引退と「西のとんねるず」になれなかったあの夏

1984年8月19日　天才やすしの「転落」が始まったあの日

87年6月20日　マドンナ「突然の東京コンサート中止」の蜃気楼

75年4月13日　解散ライブで「全てを燃やした」キャロルの美