平成から令和へ　時代が動いた決定的瞬間スペシャル

新時代の皇室、イチローの引退、『スリムクラブ』の闇営業などなど

2019年08月22日

|カルチャー

「皇室」新時代が始まる

新天皇の即位をきっかけに皇后の体調は回復していった

全国植樹祭で愛知県の大村秀章知事と談笑する天皇皇后両陛下。雅子皇后は公務の出席回数も増え、めざましい回復ぶりだ／６月21日号

雅子妃、皇后となって皇室外交で輝く　ご成婚以来のブーム再来か？

眞子さまと佳子さま姉妹　女性皇族の役割が大きくなった

３月24日に東京・赤坂で行われたオーケストラ公演に揃って出席した秋篠宮家の眞子さま(27)と佳子さま(24) ／４月12日号

一流アスリートたちの「素顔」

３月21日、東京ドームで行われたMLB開幕戦マリナーズ対アスレチックス。試合途中に「試合終了後、イチロー選手が記者会見を行う」と公式発表があった。発表は速報となって観客に伝わり、ドームは異様な熱気に包まれる。

そして８回、９番右翼として出場していたイチロー(45)が第４打席で打った球は、無情にもショートの前へと転がった……。現役最後の全力疾走は、間一髪のアウトだったが、カメラが捉えたイチローの表情は、あまりにも多くの思いを含んでいた。試合後の会見で、「死んでもいいという気持ちはこういうことなんだろうな」と話したイチロー。平成をあと１ヵ月あまり残しての引退だった。

その日は菊池雄星(28)がメジャーデビューを果たした日でもあった。イチローの胸に顔を埋(うず)めて号泣した菊池は今、メジャーで投げ続けている。

昨年、奇跡の復活を果たした中日の松坂大輔(38)は、今年の春季キャンプでファンに手を引っ張られて肩を痛めた。ところがファンの心配をよそに、５月上旬、復帰登板前の松坂は親友の日本テレビ・上重(かみしげ)聡アナとゴルフ。本誌が報じたことで厳重注意を受けた。その後、７月に一軍に復帰したが、２度目の登板で自身最短の1/3回８安打８失点でKOと低迷が続く。

４連覇を目指して連勝中のカープ戦士を六本木で目撃したのは５月。その後カープは失速するも、再び上昇気流に。ジェットコースターのようなシーズンの結果はいかに。

列島を揺るがした「事件」の主役たち

暴力団の世界でも世代交代は進んでいる。関東で一大勢力を誇示する稲川会。４月７日、内堀和也六代目会長が跡目を継いだ、「継承盃の儀式」に本誌のカメラが入った。会場敷地には警備用テントも設けられ、警視庁や神奈川県警などの警察官ら約50人が警備にあたった。

平成から令和に時代が移った５月。安倍晋三首相が「令和最初の国賓」として招き、最大限のおもてなしを繰り広げたのがドナルド・トランプ米大統領だ。特設の椅子に座って三役の土俵入りを仏頂面で眺めたトランプ大統領が満足したかはさておき、その１ヵ月後に行われたG20も無難にこなした安倍内閣は、参院選で与党の得票数を減らしながらも、改選過半数超えを果たした。

だが、無風に見えた選挙戦で、意外な勢力が新風を起こした。山本太郎氏(44)が、たった一人で旗揚げした「れいわ新選組」が２議席を獲得し、ALS患者の舩後(ふなご)靖彦氏と重度身体障害者の木村英子氏が国会へ乗り込んだのだ。

「闇営業」の実態が明らかになったのは本誌のスクープからだった。人気芸人と「反社会勢力」との関係は多くのメディアが続報を流し、社会現象となった。

特に世間に衝撃を与えたのは、『スリムクラブ』の内間政成(うちままさなり)(43)が指定暴力団幹部の誕生パーティに出席し、千円札を首にかけた姿の写真だ。別カットには相方の真栄田賢(まえだけん)も写っており、二人は無期限謹慎処分となった。その後も激震は続いている。